トスカーナ公-アラマンノ1世

首謀者である実弟のアプーリア伯コミータを捕縛し、継承戦争終結。

しかしこの継承戦争中に一時的に皇帝の直臣となったベネヴェント司教がベネヴェント大司教位(公位に当たる)を与えられたため、戦争終結後も臣下として戻ってこなかった。領内戦争ができないのでここを取り返すのに大変苦労する。

1166年。ゲーム開始からちょうど100年後の当主。

その後ナポリにde jure戦争を仕掛けて勝つものの、異教徒のためにすぐに反乱を起こすしパレルモ太守の直轄領が残ったりして非常に面倒なナポリはしばらくもてあますことになる。

パレルモ太守と何度か戦うが勝つのが難しい。バーリ、フォッジアなどはシチリア王国領だったがイスラム勢力に奪われた後ビザンツ帝国が取り戻した。オートヴィル家のシチリア王国は滅亡して王位はビザンツ皇帝が兼任。

1174年4月、遠征中になんと帝位が転がり込んできた!

10.3-トスカーナ公3

マチルデ2世も母、祖母に負けず劣らずな能力。顔も祖母の若い頃によく似ていいて愛着がわく。

対立する従妹のアガーテは外交が飛び抜けているし管理もそこそこ。領主向きです。顔が怖いけど。

もう一人のいとこ、オーレリアに男子が生まれたので公位継承権がそっちに移る。

公位を継いで4年後の1123年、シュタウフェン家のシュヴァーベン公ロタールから帝位簒奪の陰謀に加わるよう持ちかけられる。誰が皇帝になっても一緒だが成功すると王権が一個下がるので参加する(しばらく前から領内での戦争ができなくなっていた)。

皇帝側に付いたのか、何の処理が行われたかわからないがモデナ伯が反旗を翻すので攻撃。

まじめに戦っていなかったが、2年間の内乱のあとザリエリ家のハインリッヒ5世が退位し、シュヴァーベン公がロタール1世として即位した。王権は下げられたがまだ戦争好き放題には足りない。

新帝はわずか17歳。先帝ハインリッヒ5世も24くらいだったが若い。顔はおっさん。

1127年、いきなり逮捕されるwww
恩を仇で返される。

ゆるせんと思っていたらなんと翌年ロタール1世が死去し、シュヴァーベン公を継いだその姉によって釈放される。身代金145と引き替えに…。

新帝は48歳の老練なハプスブルク家のルドルフ1世。とつぜん白鳥管理官の栄誉を与えられた。

1131年、突然また投獄www

しかも今度は地下牢の奥深くに閉じ込められるwww

実は我が公爵家にも虜囚がいて、先の戦いで捕虜にしたモデナ伯。もちろん地下牢のおくに放り込んでやる。

2年後ようやく(ただで)解放された。

こちらは元ボヘミヤ王ウラディスラフ3世。ルドルフ帝に王位を奪われてご立腹。

1136年、牢に出たり入ったりしている間に公位争いのライバルだったブレッシア伯アガーテが死去。

50歳を過ぎ4人の娘と5人の孫、一人のひ孫に恵まれる。しかし公位継承者は年長法に従っていとこの子。

50を過ぎてもたまに牢に放り込まれたりした。裏ではオートヴィル家最後の領地アプーリアを攻撃中。

二人のハプスブルクの皇帝を経て、1148年、ザリエリ家のハインリッヒ5世が皇帝に返り咲く。

1158年、マチルデ2世が死去しアラマンノ1世が公位継承。モデナ伯やパルマ伯が反旗を翻す。

1.03-トスカーナ公2

領邦の分割を恐れたトスカーナ女公マチルダ(マチルデ?)は無実の罪をでっち上げ次男ビアッジョを逮捕。入獄していても継承権があることを知りこっそり処刑した(しっかり親族殺しが付いてしまうのだが…)。1103年。

なんと1105年、唯一の男子後継者エッツォも死去。

おかげで長女マチルダの子フェラーラ伯マチルデ、エッツォからブレッシア伯を受け継いだアガーテ、ビアッジョの忘れ形見オーレリアの三人によって分割されることになる。
特にアガーテは父系結婚しており公爵位が渡ってしまうと取り戻すのがとても面倒。
そこで最後の手段、長子相続制に継承法を変更!

そんなこんなしながらサレルノを制圧。ナポリは皇帝が持っていった。ベネヴェントのCBをゲットしたのでナポリ王国に宣戦。スポレートに戦力を集めてから主力とぶつける。フィレンツェに城二個を建てたのでフィレンツェだけで1800人くらい動員できる。無事ベネヴェント割譲させることに成功。

皇帝がパレルモのイスラム太守を攻めたので調子に乗って参戦する。

ま、まけた…(白紙和平)。1118年暮れのこと。

1119年、マチルダが死去。孫のマチルダ2世即位。

1.03-トスカーナ公1

1.03bになったことだし改めてトスカーナ女公ではじめる。

まずは旦那捜し。ガイドに従ってクイックかジーニアス持ちを探してみる。意外といるが断られることも多いしステータスが必ずしも高いわけでないので迷う。北ドイツのほうから見つけてきた5歳年上の夫。
いきなり1077年へとぶ。とんとん拍子にピサ、ピオンビーノのCBげっと。一つの勢力に対して複数の領地CBを持っていると同時に請求できるようだ。
2年戦って、1079年。無事ピサ公領併合。
長女、長男がぽこぽこ生まれて調子が良いと思いきや、1185年、なんと次男は生まれつきバカだった。
一人目の夫が若くして死に、独身だと直轄地が減るので同性愛な人を見つけて結婚する。繁殖-15%なので子供ができないわけではないけど。
フィレンツェに城を増やすためにフィエーゾレ出身の若者(?)にスポレートを与える。これが後々たいへんなことになる。スポレートは公爵位を教皇が持っているうえ土地も2/3掌握しているためスポレート公を手に入れるのが大変なのだ。
1088年、ラヴェンナについでウルビーノのCBも手に入れる。ただしウルビーノを制圧してゲットしたのがウルビーノ公だったかアンコーナ公だったのがまたしても後で問題に…。
このときには気づかずde jure CBを行使。
アンコーナを占領して直轄地にならなかったのでおかしいことに気づく。de jure CBだと「公としての正当な支配権があるので家臣になれ」ということで、勝つとそのまま相手は封臣になってしまう。それは良いのだが公位が二つあると代替わりの際に領地が分割されていまうのだった。
ちゃんと上のアラーム領域に警告が出る。ビアッジョというのがアホな次男だ。
少し前に戻るけど自発的にビアッジョを暗殺しようとマチルダ。
そんな懸念はあるものの特に生涯もなくカプアまで制圧。しかしここから南はシチリア王のオートヴィル家とイスラム勢力、ビザンツ帝国領が複雑に絡まっている。
1100年。ナポリ、サレルノを支配するイスラム勢と開戦。勝てずに白紙和平した。イスラム勢はかなり兵力にボーナスがかかっているのでなかなか勝てない。

詳細ガイド-文化

改めて原文はここ

文化は宗教と似ているが、プロヴィンスの住民に対してはあまり影響を及ぼさない。その影響は主に人物に対してである。このゲームの文化は民族や習慣を抽象的に表現したもの。名前、容姿、ごく一部の文化依存のイベントに影響を与える以外は、違いはない。

文化が異なると反乱リスク+2%。反乱リスクは1%につき税収-1%。また領地を占領した場合のペナルティが二倍。以下は通常のペナルティ。

  • 10年続く
  • 徴兵効率-50%
  • 兵の補充率-25%
  • 税収-25%

人物への影響
異なる文化に属していると-10または-20の評価修正。これは技術の”文化の柔軟性”で軽減可能。さらに同じ文化に属していると反乱リスクが15%軽減される。

すべての子供は父系結婚のばあい父の、母系結婚のばあい母の文化を受け継ぐ。これを変更する唯一の方法は子供の養育者だ。養育者の持つ特徴で可能性が上下する。MTTHは最短30ヶ月(Diligentとgregariousもち)から最長480ヶ月(Shyとslothfulもち) 。デフォルトで120ヶ月=10年。

プロヴィンスの文化を変えるイベントは土地レベルではなく人物に依存して起きる。異なる文化を持つ支配者が直轄しており、その文化を持つプロヴィンスが隣接していなければならない。遠く離れたちに文化を移植することはできない。転向速度は支配者の管理能力に依存する。13以上でMTTH=380ヶ月。(複数のプロヴィンスを持っていると転向速度低下?)

詳細ガイド-戦争と宗教

戦争
-異なる手段によって遂行される外交。と言った人がいるとかいないとか。

基礎
戦闘が始まると両軍は三つの「翼」にわかれて戦う。それぞれの翼は向かい合った敵の翼と戦う。それぞれの翼にはひとりの指揮官と、指揮下のユニットがいる。同じプロヴィンスの兵士は一つのユニットとなるが、傭兵は加わらない(たぶん)。

戦闘は三つの段階に分けられる。まず弓での攻撃で弓兵と弓騎兵が活躍する。数日後に白兵戦がはじまりここで活躍するのは軽歩兵、歩兵と槍兵である。各翼は同じタイミングで次の段階に移行するとは限らない。というか少しずれるのが普通である。士気が25%まで低下すると退却が始まり、追撃フェーズに移行する。追撃にむいているのは軽騎兵、重騎兵、そして弓騎兵である。退却が始まって五日後に戦闘から除外される。戦うべき翼がないばあい、その翼は敵のとなりの翼を攻撃する。この側面攻撃のボーナスは10%である。

通常、あなたと敵は同じような構成の軍を持つので、構成比はあまり重要ではない。しかし傭兵を雇うときには注意する方がよい。軽歩兵や弓兵よりは重騎兵や歩兵のほうがよいだろう。指揮官は戦闘にそこそこの影響を与える。軍事値1ポイントあたり2%のダメージボーナスがつく。

軍の増強

  • 兵数を増やす施設
  • 技術開発
  • 徴兵法と封臣の評価
  • 良い指揮官
良い指揮官を確保するために(任命するために)、少なくともリミテッド以上の王権が必要である。それから軍事に優れた人物を呼び寄せる。結婚でも招聘でも何でもかまわない。戦争が始まる前にその人物が指揮官に就くかどうかを確認すること。
封臣が提供する兵の数を増やすために、封臣の機嫌をとり常にハッピーにしておくこと。
宗教
すべてのプロヴィンスと人物は一つの宗派を持つ。プロヴィンスと領主の宗派が異なる場合、反乱リスクは8%増加する。これは異なる文化によるリスク(+2%)と比べると非常に大きい。訂正:一人の人物の視点からすると、異なる宗教を持つ人は異教(Infidel)で、同じ宗教で異なる宗派に属する人は異端(heretic)である。

Infidelのばあい相互に-35の評価修正、hereticは-30、同じ宗教で異なる宗派の場合、かつたがいに異端でない場合(たとえばトリックと正教)はそれぞれ-10である。

異端の広まり

異なる宗教は審問(inquisitions)によってのみ広まる。プロヴィンスを真なる唯一の信仰に(つまりあなたの信仰に)転向させたければ宮廷司教を利用しなければならない。異端(Heresy)は独自に広まる。広まる速度は教会の道徳的権威(MA)に主に依存する。

MTTH(出来事が一度起きる平均的な期間)
MAが20%以下だとMTTH=450年。MA80%以上ではMTTH=3200年。キャンペーンの期間を通すと、MA20%以下の場合、領地の半数ちかくが異端に変わることを意味する。

異端はプロヴィンスからプロヴィンスへ伝播することがある。
異端プロヴィンスが一つ隣接しているとMA20%以下でMTTH=56年。二つ以上の異端プロヴィンスと接していると伝播率はより高まる。

人物の異端化
廷臣のみがプロヴィンスの影響で異端化する。異端化した廷臣は他の廷臣にそれを広めることがある。宗教に懐疑的(cynical)の場合は転向が早く、狂信的(zealous)は遅くなる。廷臣から廷臣への伝播は、囚人でない、成人している、不具でないなどの条件がある。

ローマ教皇
ローマ教会のMAが5%以上あれば教皇は十字軍を招集できる。MAが20%以上あればカトリックの領主を破門できる。MAが30%以上あれば侵攻を許可できる。また教皇は離婚を許可できる。教皇は忠誠を誓う司教から税収を得ることができる。このため教皇領はもっともゆたかな領邦の一つとなる。

対立教皇
対立教皇をコントロールする人物は領邦内の誰でも破門することができる。また領主と領邦内の家臣は本物の教皇から破門されない。対立教皇は忠誠を誓うすべての司教から税収を得られる。対立教皇をコントロールする領主の領邦内の司教は対立教皇に対して+10の宗教評価を得る。

対立教皇は教皇領へのCBをもち、戦争に勝てば本物の教皇になる。そのばあい前教皇は後継者のいない対立教皇になる。新教皇のかつての支配者は+100の評価を得るが、次の教皇には引き継がれない。対立教皇が存在している間、年あたり0.1ずつMAが失われる。

プロヴィンスを転向させるためには宮廷司教を利用しなければならない。転向が起きるたびにローマ教会のM

全体的な指南(抜粋)
Aとあなたへの評価がプラスされる(カトリック以外への転向でもか不明)。宮廷司教のスキルが13以下だと転向速度が遅くなる。infidelよりもheretic対策に集中せよ。廷臣はinfidelへは転向しないし、heresyの影響はより深刻である。

異教の領土は自分で所有せず封臣に与える方がよい。封臣自身がプロヴィンスを転向しようとするだろう。公爵位を創設すれば宮廷司教の数をさらに増やすことができる。

正教とカトリック
正教には対立教皇は存在せず、十字軍を呼集することもできない。税収はすべて司教の主君の元に入る。叙任権の法律は正教には適用されない。司教が亡くなっても後任を選ぶことはできない。

詳細ガイド-大義名分

封建時代のヨーロッパでは戦争するためには理由が必要だった。かならずしも正しい理由でなければならないという意味ではないが、ともかく何かの理由無しでは開戦できず、家臣の支持も得られなかった。戦争を正当化する理由のことをCasus Belliと言った(大義名分としてきたけど面倒なのでCBで統一しよう)。

戦争に勝つか負けるかは口実とするCBの種類に依存する。どんな戦争であれ口実にできるCBは一つだけなのでもっとも都合の良いものを選ばなければならない。蛮族侵攻CB以外の休戦期間は10年である。休戦は当事者だけに適用される(休戦を結んだときの当主がどちらか死亡すると解消される)。また休戦義務があるのは攻撃側だけである。

領有権の主張CB
自分自身か家臣がCBをもっていれば、それに基づいて戦争を始めることができる。ひとつの領地に対して複数のCBを自分自身が持っている場合、それらをまとめて主張(し開戦)できるが、他の人物(家臣のことか)が持っている場合には一つの戦争につき一人分しか主張できない。

主張戦争に勝てば自分か家臣のうち主張していた人物がすぐにタイトルを手に入れる。家臣が手に入れた場合プレイヤーはその家臣からの評価100と威信100を手に入れる。引き分けた場合は威信-100、負けると-200とCBを失う。(以下、威信のプラスマイナスは省略)

de jure CB(合法的CB)
他の独立勢力によって支配される公領か伯領の一部を手に入れたばあい、その勢力が支配する一つの伯領や郡にたいするde jure CBを手に入れる。もしその勢力が複数の伯領や郡を持っていたとしても、あなたが主張できるde jureなCBはひとつだけである。王国と帝国はde jureなCBの対象とならない。戦争に負けてもde jure CBは失われない(公領、伯領をすべて失わない限り)。威信は失う。

法の変更CB
王権と継承法をかえるCBがいくつかある。具体的には継承法にかんする四つと、王権を低いものに変える場合のひとつである。最初の四つは自分の主君に対して用いることができる。王権は一段階上の階層にしか要求できない。たとえば自分がボヘミア王の臣下であれば、神聖ローマ皇帝に対して王権の変更を要求することができない。戦争に勝てば法を変えさせることができる。

独立CB
自分が誰かの臣下であれば独立のために戦争を起こすことができる。戦争に勝てば独立し、主君が王か皇帝であれば王権が一段階下げられる。

主君を退位させるためのCB
自分の主君を退位させるために戦争を起こすことができる。ただし他の家臣がその主君を引きずり下ろそうとしていたり、主君がその上の主君に刃向かっていたり、独立戦争が起きていない時に限り。戦争に勝てば主君を退位させ、もっとも好みの後継者に後を継がせることができる。退位するのが王や皇帝であれば王権は一段階引き下げられる。

下克上CB
誰かに仕えているばあい、主君を打倒しタイトルを奪うことができる。戦争に勝てばタイトルを奪うことができ、打倒された主君が王か皇帝であれば王権は一段階引き下げられる。その元主君が他のタイトルを持っていた場合、彼の後継者に譲られる。

継承権異議CB
自分が主君のタイトル請求者(たぶん2番目以降の継承権者)であるか、家臣に請求者がいれば、継承権について異議を唱え(、戦争を始め)ることができる。勝てば主君の地位を継承することができる。王や皇帝の場合は王権がいっこ下がる。白紙和平はできず、負ければ監獄に放り込まれる。

侵攻CB
王位(タイトル全般のことか)に対する請求を持っているか、対象の領邦よりも(おそらく自領が)小さく、かつ教皇が侵攻を黙認するなら侵攻CBを使うことができる。勝てば王位と威信と占領したすべての所領(プロヴィンス)を手に入れることができる。

蛮族による侵攻CB
プレイヤーは使うことができない。モンゴル軍団などが使う。基本的に侵攻CBと同じで休戦期間は1年。

十字軍CB
教皇が十字軍を命じた場合に使うことができる。占領した領土と威信、信仰を得ることができる。

宗教戦争CB
もし異なる宗教のグループの中にいて、目標が異教なら宗教戦争CBを使うことができる。占領したすべての土地を奪うことができる。

破門CB
同じ宗派に属していて破門された人物に対して宣戦できる。勝てば相手のランクに応じて威信と信仰を得、相手は支配者の地位から追われ破門は解かれる。

CBを得る方法
CBのいくつか(独立CBや法変更要求CBなど)は「立場」から自動的に生み出される。そのほかは意図的に作り出すことができる。一番簡単なのは領有権の主張(claims)である。

  • 領有権のねつ造。公位には(外交スキル)15以上が必要。王位以上にはこの手は使えない。
  • 領有権を継承できる人物と結婚。その人物との子供がもつCBを利用する。
  • 一族の誰かを領有権を継承できる人物と結婚させる。その子供を利用。
  • 領有権を持つ人物を招聘する。

de jure CBを作り出すのは簡単。他の勢力の領地にまたがる公位を創設するか奪えばよい。破門CBは教皇から気に入られていれば簡単だが、領邦を拡大するには役立たない。しかし名声を得るにはちょうど良い。キリスト教の異端に転向すれば実質的に全世界に対して宗教戦争CBを得られる。異端に転向する最も簡単な方法は対立教皇を擁立すること。これにより教会の道徳的権威を損なうことができる。道徳的権威が低いほど異端は広まりやすい。だが異端のデメリットは強烈である(異端に転向していない家臣の評価-30、反乱リスク増加)。

補足:CBそれぞれ効果が異なる。たとえばde jure CBで他の伯を屈服させても(相手がそのプロヴィンスしか持っていないなら)封臣になるだけで、直轄地として手に入れることはできないはず。

詳細ガイド-徴兵と結婚

徴兵
動員可能な兵力は次の要因で決まる

  • ホールディングスの基礎兵数
  • 徴兵法と王権
  • 封臣の評価
ホールディングスの基礎兵数は、ホールディングスの種類毎に決まっているベース値に施設の分を加算したもの。直轄地の場合はこれが丸ごと動員可能。

以下は封地の場合
徴兵法で定められる動員率(係数)は最低で0.5~0.6、最高で0.8~1.0。王権の強さは最低限提供しなければならない兵数を定める。絶対王権の場合、最低でも40%の兵を提供しなければならない。

評価は25以下だと最低限の兵しか提供されない。100だと係数は1(?原文では1%となっている。評価が高いと最大1/3余分に兵を提供?このへんいいかげん)。
結婚
配偶者の身分の高さが一段階異なるごとに20の威信を得る/失う。自分が王で公の子供と結婚した場合自分の威信が-20、相手は+20。

子供は親の能力値だけでなく特徴(traits)の影響も受け継ぐ。夫婦ともに禁欲主義を持たず、妻が45歳未満なら妊娠する可能性がある。平均的な夫婦は二人の子供を持つ。母親は実子との間に相互に母親ボーナス(評価+50)をもつ。

配偶者の能力の半分は領主の能力に加算される。
領邦全体のステータスは領主の能力+カウンシルメンバーそれぞれの能力+配偶者の能力/2

訂正:直轄できる領地の数は領主の管理能力+配偶者の管理能力の半分
スチュワードの能力は関係ないっぽい。

同盟
自分自身か子供が他の領主自身かその子供と結婚したばあい、同盟関係が築かれる。ただし自分自身(男性)か息子が父系結婚した場合と、自分自身(女性)か娘が母系結婚した場合は同盟関係は次の世代までは引き継がれない。

役に立つ遺伝的な特徴
Fair – 公平さ 異性からの評価に+30、外交+1

Genius – 天才 すべての能力+2、すべての封臣からの評価+5
Quick – 聡明 すべての能力+1
Strong – 頑強 外交+1、軍事+2、健康+2、子だくさん+10%、異性からの評価+10、すべての封臣から +10

受け継ぐとありがたくないものには、どもり、せむし、短躯症、近交弱勢(inbred)などがある。

補足:遺伝的とは言ってもあまり親から子へ受け継がれない感じ。むしろ生まれたときに持っている、(=先天的)くらいの意味か。先天的と遺伝的は意味が違う。

詳細ガイド-継承法

継承法は最初の四つと三つのジェンダー法の組み合わせで決まる。


分割継承法-Gavelkind

分割法のメリットの一つは30%の直轄地ボーナスがあること。また長子*を除くすべての後継者の評価に+30、そのほかの一族に+10、そのほかのすべての封臣に+5。長子は-10。
(*正確には継承権を持つはずの長子かな。女子に継承権を認めていない場合には長男。以下同じ)
デメリットは直轄領が子供たちに分割されること。複数の王位(公の場合は複数の公位)を持っていれば領邦そのものが分割される。
分割を避ける方法のひとつは、後継者を司教にしてしまうこと。司教は相続できないため。しかし与えることのできる司教領を確保していないと使えない。もうひとつは余分な後継者を暗殺するか追放すること。しかし暗殺が露見すれば親族殺しの悪評を得る。追放は暴君であると悪評を得る。みっつめは余分な子供を作らないこと。禁欲主義(celibate)の特徴を持つ人と結婚するか、子供が一人生まれたら配偶者を暗殺する。この方法の欠点は後継者が先に死ぬと面倒なことになること。

年長者継承法-Seniority

一族の中でもっとも年長者があとを継ぐ。これを選ぶにはミディアム以上の王権が必要。長子の評価は-30、そのほかの子供の評価は-20、そのほかのすべての一族に+10。最大のデメリットは後継者が常に高齢者であること。つまり統治期間が短い傾向になり、そのためのペナルティを受け続けなければならないかもしれない。また潜在的な後継者による暗殺が横行するかもしれない。

長子継承法-Primogeniture

これを選ぶにはハイ以上の王権が必要。年長者継承法と違って後継者は若いことが多いので統治期間が長くなる。

選挙法-Feudal Elective

選挙法はプレイヤーの子供とすべての封臣(帝国の場合は一段分の陪臣も含む)による互選。公位をいくつ持っていようが一人の封臣は一票。得票が同数の場合、プレイヤーが投票した人物が優先。同数者の中にプレイヤーが投票した人物がいなければもっとも高位の物が投票した人物が優先される。すべての封臣に+20の評価。長子に-30、そのほかの後継者に-20、残りすべての一族に-5。封臣と良い関係を築いているなら後継者を直接指名できるので便利。
ジェンダー法

ジェンダー法は三種類ある。

Agnatic-男子のみ。すべての女性一族に-10。
Agnatic-cognatic-男子優先。選挙法か長子法の場合、相続権のある男性が常にいるだろうから骨抜きになる。後継者か自分自身が女性の場合、男性の封臣に-10。
cognatic-男女平等。バスク文化でなければ採用できない。自分自身か後継者が女性の場合、すべての男性一族と封臣から-10。

詳細ガイド-テクノロジーと税収2

テクノロジー
一番役立つのは文化技術である。特に三つの年貢法(customs)とリーガリズム(Legalism)。文化技術は効果があるのは首都の技術レベルだけ。他のプロヴィンスは関係ない。文化の柔軟性(Cultural Flexibility)は「外国人」によるペナルティをレベル1につき10%軽減する。宗教の柔軟性(Religious Flexibility)は不信心/異教徒によるペナルティを1レベルにつき10%軽減する。リーガリズムは統治してから日が浅い(Short Reign)ことによるペナルティを1レベルにつき1年分軽減する。

経済技術では農業(Farming)と城のインフラ(Castle Infrastructure)がよい。農業は城の税収を増加させ、インフラは城の新しい建物を開放する。

軍事技術では戦術(Tactics)が役に立つ。すべてのユニット(プロヴィンス内のユニット?)に影響を及ぼすので。

どうしたら早く研究が進むか
あまり早く研究を進めようとすると「先駆者」ペナルティを受ける。まわりよりも数十年だけ先を目指すべき。

学習値は自分自身+宮廷司教+配偶者の半分で算出される。それから技術開発フォーカスを必要な技術に対して使う、首都に修道学校と大学を建てる、カウンシルメンバーを利用する。より高い技術をもつプロヴィンスが隣接している場合+15%、同じ領土(same demesne)はさらに+25%加速される。(same demesneが支配下の領邦全体のことなのか、直轄地だけなのか、それとも他の区切りのことか不明)

継承法は長いので飛ばして
税収の詳細
土地からの収入×法で定めた税率×封臣からの評価
土地からの収入は基本値(城3、教会領8、都市12)+施設からの収入に経済技術やスチュワードの税収アップ効果が掛けたもの。直轄地はこれが全額プレイヤーに入る。

封臣の税率は高くても30%(貴族)~55%(司教)。これは土地の種類ではなく封臣の身分によって決まる。封臣自身が陪臣から得る税収には同じ税率が掛けられてプレイヤーの懐に入る。しかしよほどの封臣がいない限りごくわずか。

司教からは、司教がプレイヤーよりも教皇に高い評価を与えていると税は教会に納められる。ふつう教皇の評価は40~60くらい。この問題を回避する手段の一つは対立教皇をたてること。対立教皇が得た税収はすべてあなたの懐に入る。司教がほんものの教皇よりも、プレイヤーか対立教皇を気に入っているならその税収を得ることができる。