東アフリカとかインドとか

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以前のプレーではトゥールーン朝、アッバース朝らエジプトのムスリムに勝ち目がなさそうだったのですが、プロヴィンス数が増えて対抗しやすくなったかなーと期待してた東アフリカのキリスト教徒。プレイしてみました。AI操作の初期勢力では867年でも1066年でもアビシニア王国が一歩抜け出ていて、50年くらいでアビシニアに統一王朝を作る感じです。アビシニア以外の勢力でプレイする場合にはアビシニアをどうするかが問題になりそうです。

肝心の対エジプトムスリム戦ですが、プロヴィンスが増えてもまだ戦力差がかなりあります。初期ホールディングス数がエジプト周辺は非常に多いのと、技術力に差があるのが原因かもしれません。こちらが1万の戦力を用意してもエジプト軍が2万以上いるのがふつうです(でも旧バージョンだと2万vs5000くらいだった)。エジプトムスリムが十字軍を食らって疲弊している時に攻めこむのがいいのでしょうが、タイミングを合わせるのは難しい。

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インド諸侯でもプレイを開始しました。867年シナリオだとまだムスリムは侵入しておらず、プラティハラ、パラ、ラシュトラクタ朝が複数の王国領を領有する大勢力として存在しています。小勢力は生き延びにくそう。

インドのキャラクター特有のトレートとしてカーストが存在します。ゲーム中に登場するカーストはブラフマン、クシャトリヤ、ヴァイシャの3つ。最初はあまり気にしていなかったんですが、ヒンズー教徒だとかなり縛りがあることに気づきました。

商人層のヴァイシャの人物は市長に任命できますが、バロンにもカウントにもできません(親から領地を相続してバロンやカウントになることは可能)。また異なるカーストの人物と結婚すると他のキャラクターから不興を買います。カーストは両親の低い方を受け継ぐようなので、結婚相手は慎重に選ばないとマズイことになります。仏教徒はそのような縛りがなかったので、間違ってランクを落としてしまったら改宗するのも手かもしれないですね。

2.1.3パッチでは女性キャラクターを生成するとかならずクシャトリヤになるようです。この縛りと関係しているっぽいですね。

RoI その3

外交に距離制限が加わったので調べてみました。

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マップ端のアフリカ諸侯 Alodia から外交が届く範囲です。このあとカウンシラーの派遣範囲を調べてみたら全く同じでした。手っ取り早く調べるならカウンシラーの派遣モードにすると一発で分かります。アフリカの正教徒もビザンツの人と結婚できなくはないですね。

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各インド宗教の宗派はヒンズー教が4つ、仏教が3つ、ジャイナ教が2つあるようです。宗派の変更はディシジョンからでき、ペナルティはほとんどない感じかな。以下のいずれも、対立する宗派の人物同士はオピニオンに-5です。

仏教

  • Mahayana 従臣のオピニオン+5
  • Theravada learnig に+1
  • Vajrayana 健康+1.0

ヒンズー教

  • Shaivist 毎月の威信に+0.5
  • Vaishnavist 従臣のオピニオン+5
  • Smartist 毎月のカルマ(信仰値)に+0.5
  • Shaktist 生殖+20%

ジャイナ教

  • Digambara 健康+1.0
  • Svetambara 従臣のオピニオン+5

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アンビションも独特のものがあるようですが、アンビションリストには普通には表示されない模様。

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一部のインド宗教では後継者を指名できます。顔グラの横の王冠マークをポチるだけ。指名できるのは progeny だけとありますが、孫は不可でした。ビザンツ皇帝の後継者指名も同じ仕様に変わったのかなと少し調べてみましたがよくわからない。元々の仕様を忘れてしまった…

Rajas of India インドの宗教

あまりプレイする時間が取れないんですが、ちょっとづつ進めていきます。

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赤い髑髏は暗殺や処刑だけでなく、戦死の場合にも表示されるようです。いいですねこれは。名前だけから仇を探しだすのは実質的に不可能でしたから。

以下、インド宗教の特徴のメモ。ただし正確なルールは確認していません。

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仏教はブッダ(ガウタマ・シッダールタ)によって紀元前5世紀に北東インドで創始された。この宗教は1500年以上にわたってインドで繁栄し、ムスリムの侵攻とブラフマン・カーストの強大化によって亜大陸から追放されるまで、巨大な図書館や複合寺院が建設された。このゲームでは仏教徒は Leaning 値への大きなボーナスを与えられており、それによって技術開発が速くなる。ゲーム内での特徴:

  • 宗教指導者はいない
  • カーストは影響を与えない
  • 仏教徒は大きな Leaning ボーナスを得る
  • 他のインド宗教に対して制圧戦争( Subjugation War )を開始できる
  • 非インド宗教に対して限定的な聖戦を開始できる
  • ジャイナ教とヒンズー教への転向は容易ではない
  • 適当な子孫を後継者として指名できる

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ヒンズー教は単一の宗教というよりはむしろ、ヴェーダに記されているような古代インドの多神教の流れをくむ多種の信仰をさす包括的な用語である。ヒンズー教内の多数の宗派の存在や、ジャイナ教や仏教との比較的平和な共存の時代は、ヒンズー信仰を他のインド宗教に対して非常に寛容で多元的なものとした。にも関わらず、三宗教のうちで最も好戦的である。

  • 宗教指導者はいない
  • カーストは非常に重要である
  • 他のすべてのインド宗教に対して制圧戦争を開始できる
  • 異なる信仰を持つ隣人に対して襲撃ができる
  • 非インド宗教に対して通常の聖戦を開始できる
  • ジャイナ教と仏教に転向するのは容易ではない

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ジャイナ教は想像を超えるほど古く、禁欲的なスラマナの伝統に由来し、聖職者のブラフマンとカースト制度に対抗している。ジャイナ教の原則は他の宗教よりも極端に解釈されているアヒムサ、すなわち非暴力である。ゲーム内では侵略戦争の困難な時期にあるが、それでも彼らの飛び抜けた寛容さのため、ジャイナ教徒の君主は誰からも好意を得ている。

  • 宗教指導者はいない
  • カーストの影響を受けない
  • 聖戦を開始できない
  • 他のインド宗教に対して制圧戦争を開始できる
  • プロヴィンスの反乱リスクは非常に低い
  • 封臣の忠誠に大きなボーナス
  • 支配者は大きな直轄地を持てる
  • 適当な子孫を後継者に指名できる

Rajas of India 発売

予想通り$14.99でした。steamがやたら重くて購入するのに一苦労…。

今回もフリーパッチでほぼすべての要素が提供されます。DLCを購入するとインドの三大宗教でプレイできるようになるのと、インド人顔グラが利用可能になるだけの違いみたいですね。インドプレイに興味がなければスルーしても良さそうです。試してませんが、インド方面にもムスリムが存在するのでSoIを持っていれば彼らでプレイできるんじゃないでしょうか。

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インドは当時から人種のるつぼな地域だったはずですが、サッと見る限りではいかつい風貌のキャラクターばかりです。公式フォーラムではインド人顔グラがひどいというスレがいくつか立ってました。

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顔グラがひどいのは今に始まったことじゃないですけど…なぜみんな白目をむいた感じなのか…

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インド系の人物は(もしくはインド系宗教の人物は:よく確認してません)2つの独特な trait を持っています。一つはカースト。このひとはクシャトリヤ。もう一つは各宗教の宗派を表すものです。インド三宗教はそれぞれいくつかの(異端ではない)宗派を含んでいます。

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1204年にはモンゴル帝国が(部分的に)存在してました。もちろん大軍団付き。やはりマップ外から登場させざるをえないようです。この後のシナリオではイルハン国とゴールデンオルドに分かれています。

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東アフリカの図。左が2.1、右が2.04

ナイル川を完全に含むようマップが拡大され、かなり細かくプロヴィンスがわけられています。アラビア半島も少しプロヴィンスが増えてるっぽい。

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これは反乱軍。王クラスの暫定タイトルを与えられています。この仕様変更が適切なのかはまだわからないですね。

フォーラムを見る限りでは、以前のDLCに比べるとバランスはまとも(アホみたいに強い勢力がないという意味で)だと言っている人が多そうです。肝心の挙動ですが、うちでははっきり重くなっているのが分かりました。EU4と2.04の中間くらいかな。

 

RoI パッチノート

詳細なパッチノートがリリースされていましたので適当に抜粋してみます。Q&Aは気分が向いたら読んでみます。発売日は現地時間で3/25。値段はまだ不明かな。$15以下だといいんですが…

メジャーアップデート:
マップの拡大、外交範囲の制限、派閥反乱軍の統合、直轄地が多すぎると収入や軍に大きなペナルティ。

マイナーアップデート:

  • 名誉タイトルの取り返しが可能に
  • 愛人/恋人を複数持てるようになった(5人まで)
  • 息子の「封土がほしい」要求を拒否すると adventure を仕掛けてくることがある。特にムスリムでは起きやすい。
  • ティムールとセルジュークは拡張戦争を始める前に入り組んだやり方で生き延びる必要がある。
  • 傅役はその雇い主と同じ文化か宗教を持っていない限り、子どもたちの文化や宗教を変えることはなくなった
  • ネストリウス派は異端ではなくなり、宗教騎士団を持つ。
  • 内戦や Adventurer と戦うときには家臣の忠誠ボーナスを得られなくなった。
  • 農民反乱、異端、宗教反乱と戦うときには同盟軍への参戦を要請することができなくなった。
  • 誰かを処刑したときその行動がどう評価されるかは、処刑された人物がタイトルを持っているか、クレームを持っているか、タイトルを持つ親族がいるかどうかに依存する
  • 私生児を認知するというディシジョンが再び有効になった。
  • カタリ派の女性は男性と同様のキャリア上のアンビションを持つ。
  • カタリ派の従臣は女性主君や女性後継者にたいしてネガティブなオピニオンを持たない。
  • 退廃による反乱が成功すると、独立することを選んだ諸侯にたいして新たな支配者は弱いクレームを得るのみになった。
  • 退廃による反乱が成功すると他の諸侯は独立を選ぶ可能性が大きくなった。
  • 略奪バーはゆっくり回復する。
  • 神聖ローマ帝国の設立という新たなディシジョン
  • 宗教上、第二夫人などが許されていない人物ではきょうだいボックスがより広く確保される。
  • 「Adventurer の危険」警報が加えられた。
  • 子どもの傅役を選ぼうとするとき、適当な人物がすでに選ばれた状態になる(わざわざ選び出すのが面倒な人のために)

これで(MODとコンバーターを除く)全体の1/3くらいかな。

RoI 開発日誌 その5

順序が逆だけど開発日誌 第5回から。

インド以外の追加地域、アフガニスタン、トランスオクシアナ、シベリア。以前のマップの端を見ると多くの州が切り詰められているか正しくない位置にあることに気づいたのではなかろうか。バルフやサマルカンドのような州は、たとえ現実にはマップ東端よりも遠くにあるとしても、旧マップに収められるのがいいだろうと考えた。……新マップではこれらのプロヴィンスは正しい位置に置かれている。

  • クマンは根本的に強化された
  • キルギスが収録されキルギス文化を持つ
  • バルハシ湖の南にカルルークがいる
  • クマンの北にはカンティが置かれた
  • アフガニスタンにはアフガン文化と Baluch 文化の人々がいる
  • コラサンと大ペルシャにより多くの州が置かれた

チベット、タリム、アルタイ山脈はマップに含まれているが、プロヴィンスは設置しないことにした。中東、ステップ、マップ北東部にも手を加えた。最も大きな変化は東アフリカで、ヌビア文化を加え、エジプトより南のプロヴィンスを完全にリバイズして、1ダースくらい追加もした。アビシニアにユダヤ教徒の Semien も追加された。

いまやAIは全く別々の海をうまく扱うことができる。これは最大のハードルだった。これによってモルジブに仏教徒の通商共和国を作りスエズまでトレードポストを建てまくるといったことが可能になった。

いつもどおり、ベースゲームの改善にも多くの労力が費やされている。最大の改善は派閥反乱だ。反乱諸侯はもはや単なる同盟軍ではない。彼らは派閥リーダーの暫定的な家臣となる。つまり、君はより統一され強力な敵と戦うことになる(あるいは強力な敵として主君と戦うことになる)。もちろん反乱軍は外交やプロットについては戦争が終わるまで非常に制限された状態だ。

 ちょっとしたいらいらの種は殺人犯にたどり着くのが面倒だった点だ。今後は殺害された人物には赤いガイコツが表示され、それをクリックすると殺人犯に飛ぶことができる。

最後に、キャラクタービューに「関係者」のタブを追加した。これはゲームでほとんど活用されていない概念だが、ライバルや友人を加えるためだ。愛人などもそこに表示される。

かなり飛ばし飛ばしですが…。ライバルや友人は以前よりも重要になるんでしょうか。謎ですね。イベントでお茶を濁さずにシステムにうまく組み込んでくれるといいんですけど。

RoI 開発日誌 その6

RoI の開発日誌、5回と6回は2.1パッチとして配布される部分についてでした。来週はQ&Aで日誌を終えるということなので、発売は再来週辺りでしょうか。

さて今週のぶんから抜粋しながら。

間違いなく、退廃システムには多数の問題があった。たとえば封土を持たない男性親族はその人格にかかわらず退廃を増加させた。これはおかしいし不自然だ。それに封土を与えられない時には必然的に親族を投獄しなければならないようなシステムもまた非現実的だ。

新しいシステムでは、「退廃」という特性を持った人物だけが実際に退廃値を増加させる。Zealous、Dilligent、Just などや封土を持った人物はその特性を得にくい。退廃の特性を持つ人物は珍しいがその影響は以前より大きなものになる。もっと面白くするために、ムスリムが親族を自由に投獄できるというシステムを廃止した。そのかわり退廃的な人物を更生させるチャンスが与えられる。…

退廃システムの別の問題は、親族に領土を与える誘因にならなかったことだ。代わりにみんな親族を投獄した。イベントで親族に領土を与えることを拒否した場合、その人物はあなたに対して adventure を開始するかもしれない。これはムスリムの王国でより起きやすい。最後に退廃による反乱に負けた場合の破壊的な影響をもう少し大きくした。

外交範囲の変更は絶対に必要だった。アイルランドの伯爵がインドの王女と結婚するような状況を作り出したくなかった。そのためカウンシラーの派遣範囲と同様に外交にも距離制限を加えた。これはノースのパガンが西アフリカの人と結婚するのも防ぐ。

EU4へのセーブデータコンバーターはインドもカバーする。ジャイナ教はEU4では新しい宗教だ、などなど。もちろん他にも大量の改善があるが、来週のQ&Aのあとでフルチェンジログをポストする。

Rajas of India 開発日誌 その4

すっかり忘れてた開発日誌のこと。既存のシステムにあまり手が加わらなそうでいまいち食指が動かないのです。買うけど。EU4の拡張のほうが気になる。

しかし第四回を流し読みすると…

インドに軍の損耗と防衛ボーナスを与えるジャングルを設置した。兵站の問題:飢餓の導入。自分と同じ勢力に属する土地の近くにいるとき、31日毎に食料が補給される。離れた中立地域に入ると飢え始める。優れた司令官はそれを打ち消すことができる。敵地に着くと収奪して飢えをしのぎ始め、略奪バーが減少する。略奪バーから収奪できなくなると、再び飢え始める。

とけっこう面白そうな修正があるようです。今回はこれでおしまい。

RoIの細かいネタ

公式フォーラムで開発の回答などなど。

  • ver2.1以降にセーブデータの互換性はないが、2.0xのセーブゲームを終わらせたい人向けにSteamでは以前のバージョンも提供する。インド側のマップ端のプロヴィンスに手を加えているので互換性を保つのは不可能だった。
  • インド以外のゲームプレイの改善点は、少しだけある。
  • ゲームのパフォーマンスを改善したので、たぶん最速でプレイし続けられるはず。
  • 海戦はない。

PC Gamer の別の記事によれば、ムスリムの退廃 Decadence も修正されるようです。

CK2:RoIの記事

PC Gamer に掲載された記事です。まだ触れていなかったところや以前の情報とは違う部分を箇条書きにします。

  • マップが50%拡大され、400のプロヴィンスが追加される。
  • マップの拡大は、エキスパンションを購入していないプレイヤーにも適用される。
  • インドの君主は三つの宗教のいずれかを奉じる。それぞれの宗教は異なる社会的・経済的なボーナスを与える。
  • 中世ヨーロッパの封建システムは当時のインドの情勢にも合っていた。しかし違いもある。当時のインドは多元的で寛容な社会だった。
  • インド社会の寛容性を表現するため、ベースゲームより簡単に宗教を変更できる。
  • 仏教の輪廻について。子供が生まれると人々は過去の君主の生まれ変わりと考え、そして実際にその特徴を受け継ぐようにできるかもしれない。しかしヒンズー教徒や仏教徒は(このようなゲーム内の扱いを)深刻に受け止めるかもしれない(のでどうなるかわからない)。
  • アフリカのアビシニアとヌビアも拡張される。ミニエキスパンションで追加される予定だったが、今回のに含められた。

Rock, Paper, Shotgun より

  • ジャングルはボトルネックとして設置され、対応する司令官スキルもあるだろう。
  • ヒンズー教徒は戦闘的、ジャイナ教徒は平和的で寛容、仏教徒はその中間でテクノロジーボーナス
  • エチオピア、アビシニア、ヌビアでのプレイを面白くする要素もある。

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インドとスリランカの間の地峡は、この記事によればCK2の時代には徒歩で通行可能だったそうです。知りませんでした。ゲーム的なデフォルメではないみたい。記事のライターは、自身も知らなかったし、ヘンリクもきっとエキスパンションを始めるまでは知らなかっただろうと言っています。