EU4:AoWの開発日誌 その1

最近あまりプレイしていないので続けるかどうかわかりませんが、開発日誌を見ていきます。全文訳ではなく、しかもかなり荒っぽいです。


まず最初に海軍の管理の変更点と、地方自治という新概念について話そう。また新しい勢力( nations )とプロヴィンスを追加したこともお知らせしよう。ヨーロッパに対して行ったのと同じくらいの歴史的詳細さを他の地域にも与えるためだ。しかし現在と同じスピードでゲームが展開することは確かめてある。(また)今日はインドについても話そう。

艦隊のアップグレード:艦隊の建造は楽しいものだが、時に面倒だ。特に周りのみんなが最新のツーデッカーを保有している時に、自分は30隻の初期型キャラックしか持っていないとしたら。AoW では艦隊のアップグレードを簡単に行えるようにするつもりだ。艦隊メニューには、艦隊全体を同タイプの新型艦にアップグレードするためのボタンが付いている。ではコストはどうだろう?その地区で艦隊を新造するのと同じ資金が必要で、暫くの間ストレングスは0%のままとなる。これは(コストを抑えるために)艦隊建造用のプロヴィンスで平常時に行うのが最善だ。もちろん、厳密には史実的ではない。戦艦の改装は歩兵に新式銃を与えるより難しいはずだが、ゲームの楽しさを損ねていると思った海軍のマイクロマネジメントを減らしたかった。

艦隊の予備役化:しばらくゲームをすると、艦隊の管理にある点がかけていることに気づく。軍艦は高価だが常に必要というわけではない。一方、貿易艦隊と対海賊用の艦船は常に必要だ。しかし今のところ、財政的な選択肢はオールオアナッシングしかない。フリゲートと貿易艦隊をフル稼働させてしまうと、戦列艦も現金を吸い上げ続けることになる。

だが今後は、各艦隊は港にいるあいだ予備役化することが(しないことも)できる。予備役化すると最低25%まで毎月5%ずつストレングスが低下する。その間は修理されることもないし、港から出ることもできない。予備艦隊の維持にはメンテナンスバーが0%の時と同じだけのコストがかかる。いつでも現役復帰できるが、予備役の時間がながければ、完全に元通りになるまでに相当の時間がかかるだろう。

地方自治:プロヴィンスには「地方自治( Local Autonomy)」と呼ばれる0-100%の値を取るパラメーターが与えられている。これは中央政府からどれだけ独立して行動できるかを示している(例えばそこで起きる出来事に対して君がどれだけ直接関与できるか)。

この値が高いほど君の収入にとってはマイナスであり、その分住民はハッピーだ。もしLA値が100%なら、そのプロヴィンスは所有者に何も提供しない。経済的には。だが反乱の少なさは、短期的には、経済的な価値となりうる事も思い出してほしい。

具体的にはLA値はトレードパワー、税収、生産、マンパワー、宣教師活動、徴兵と造船に影響を与える。特に富とマンパワーの中心となるプロヴィンスでは注意を払う必要があるだろう。30年毎にプロヴィンスのLA値を直接、増減できる。増加を選ぶと30年間にわたり unrest が-10され、LA値は25%分増加する。削減を選ぶと unrest が10増え、LA値は25%分減少する。( unrest って何?というかも知れないが、これは反乱リスクの代わりになるものだ。詳細は来週はなそう)

平常時であれば、それを減少させようとする政府に先んじて、より早く、LA値は1年あたり約1ポイント減少し続ける。占拠されたプロヴィンスでは毎年1ずつ増加するので、最終的に取り戻せるとしても長期の戦争は理想的ではない。非コアのプロヴィンスを征服するとLA+50%だが、クレームを立てるとその影響を40%まで抑えられる。新たな領土で確かな地盤を確立するには時間がかかる。地方自治の概念によって、ゲームのある種の不自然さを回避できるようになった。例えば、海外ペナルティは削除し、その代わりに海外のプロヴィンスはLA値が50%を下回らないようにした。これは我々の考えでは、海外の巨大な領土を管理するときの経済問題を、マップロケーションに基づいてペナルティ(時々ナンセンスだった)を与えるよりもうまく扱えるはずだ。

また明国もいくぶん公正に扱われるようになった。(面白いとはいえず、特定の戦術を取らざるを得なくしていた)ガバメントペナルティは削除され、代わりに Celestial Empire はプロヴィンスのLAを50%以下にすることができず、オルドは25%以下にすることができない。この変更は史実性を高めると考えている。

インド:現在インドは77のプロヴィンスに分けられている。これは1444年から1820年の間に起きた境界の変化を反映するためで、何よりもまして簡便であったからだ。AoWのあとはインドは153のプロヴィンスに分けられる。これによってインドはヨーロッパ並みに詳細になり、特に豊かな地方で細分化されていることに気づくだろう。税収とマンパワーも増加したプロヴィンスの量を補正するために少しブーストした。

想像の通り、インド勢力自身がその地域の中でできることが増えたということであり、またインドの港を奪うためのより史実的な競争が起きうるということだ。また地域色がより明白になったということでもある。どの地域が豊かで、どの地域がまずしいか見分けることができる。同時に全体的な設定、 tags (というのは勢力のことかな?)や文化に新しいものを追加した。


以下、地域的な詳細が非常に長く続く。トレードノードの配置も変更されているようですね。地方自治というのはAI委任ではなく、中央政府の権威がどれだけ行き届いているかを示すパラメータのようですね。

孫氏の兵法(?)

EU4のエキスパンションは Art of War

中国周りのテコ入れではなく30年戦争がテーマのようです。意味を取り違えているところがありそうなので原文も参照のこと。

  • 30年戦争:ヨーロッパを荒廃させた宗教対立をあらわす特別なシステムとイベント
  • ナポレオン時代:革命と戦い、あるいは革命のために戦い、征服した土地に一新された従属国を作ることができる。
  • 陸海戦:包囲網された状態から出撃できるようになる。占領地を同盟国に渡したり、属国と同盟国に目標を設定できる。
  • ワンクリックで全艦艇をアップグレードできる。維持費の支払いを避けるために予備役に回すこともできる。さらに艦隊に陸軍を自動輸送する設定を施せる。
  • 課税を減らすかわりに防衛力を強化させることで、属国を敵国に対する防壁に仕立てあげられる。
  • 外交:余剰艦を売却し、属国のCBのために参戦できる。また他国の反乱軍を援護して宣戦可能になる。加えて新しい和平オプション。
  • ゲームプレイ:ワンクリックで軍全体を構築したり、不要なコア州を放棄したりできる。
  • 無料の要素:プロヴィンスレベルでの地方自治、反乱、カトリックの枢機卿、改革システムの刷新、マップデザインの変更。

Res Publica

EU4の新しい(ミニ)エキスパンション、  Res Publica とv1.7パッチが公開されていました。未購入なうえに最近プレイしていないのでどこがどう変更されたかパッチノートを見てもわからないです…がとりあえず有料部分のメモ(一部訂正)。価格は$4.99

フォーラムの該当記事はここ

  • オランダの共和国向けの新しいシステム。 Orangists と Statists のバランスをとるためのもの(*17世紀オランダの派閥のことらしい)。
  • 通商共和国は各トレードノードにトレードポストを設置してトレードパワーを底上げできるようになった。
  • 選挙王制国に対する新しい外交アクション。該当国における、自身の王朝出身の後継者を支援するためのもので、彼らが勝てば power, prestige, legitimacy ボーナスを与える。
  • (国内の?)貴族を玉座につけるための選挙王政国の新しいアクション。
  • オランダの共和国、通商共和国の派閥、選挙王政と独裁制のための多数のイベント。
  • 共和国の独裁制は tradition が低くなりすぎた時の特殊なケースとなった。その支配者が死ぬまで維持される。
  • ナショナルフォーカス:Change priotity on power from 3 in each category to +5 in one , and +2 in the others (仕様を全く忘れたのでなんのことかさっぱり)

 

EU4:WoN

youtubeに投稿されたParadox Liveを見ました。発売日は5/29に決まったようです。値段は$10。公式ストアも更新されていましたがSteamは動きなし。

$15になると予想していたので少し安かった。メインフィーチャーとして挙げられているのは外交工作による貿易紛争、私掠船、貿易拠点、改善された内陸貿易、東インド会社です。

CK2の未来と題された動画も流し見しましたが、今後はイベント中心のストーリーテリングに力を入れることになるだろうとのこと。

EU4:WoNのレポ

パラドコンのレポートとして incgamers.com に掲載されたもの。箇条書きです。

  • 貿易システムは植民地に続いてエキスパンションで強化されるべき、重要なカテゴリーだった。
  • トレードパワーの一部を奪うための貿易戦争を正当化する新しい手段がある。通常の戦争とは異なり、これによるトレードパワーの移行は永続的で、それを覆すためには相手国はもう一度戦争を起こさないとならない。
  • ライトシップはトレードの保護をしてトレードパワーのボーナスを得ることができた。エキスパンションでは加えて、私掠船として競合者から富を奪うよう命ずることができる。それによってトレード防衛よりも高い補正を得られる。
  • 貿易会社はまだ詳細不明だが、保護領や植民地国家と似たものになりそうだ。ヨハンソン曰く「貿易会社は独自の外交をおこなう植民地国家とは異なり、所有するプロヴィンスを組織化するようなものになる」。貿易会社を特定のサイズにまで拡大すると、追加の商人を得られる。
  • 貿易会社は他の戦術的なオプションも与えてくれる。それによって貿易(母国が離れている場合)やマンパワー(国境を接している場合)に注力することが可能になる。
  • 国のトレード効率(Trade efficiency)にもとづいて内陸のノードにいる商人がトレードパワーへボーナスを与えられるようになる。
  • Vic2の列強に与えられるボーナスのように、スコアの上位勢力にボーナスが与えられるようになる。

EU4:WoNの続報

Wealth of Nationsの続報というか正式なアナウンスがありました。この新拡張の主な追加点が載っています。箇条書きされている4つのポイントだけ書き出してみます。

市場の見えざる手:競合国の間で貿易対立を扇動し、収入を抑圧し、積みあげた富の支配権を握るために密かに行動することが可能だ。

海を占拠せよ:私掠船を雇えば敵の積み荷に損害を与え、貿易を麻痺させることができる。しかしもし捉えられれば戦争という形で報復を受けるリスクが有る。

拠点化:帝国は特定の港を貿易拠点(Trade capital)に指定できる。それは首都とは別であり、内陸のトレードノードを用いることでローカルなトレードルートを強化することが可能になる。

独占と動員:東インド会社を設立し、とどまることを知らない貿易事業を遠方のパートナーにまで広げよ。

海賊でさえ鬱陶しいので私掠船なんて出てきたらどうなることか不安ですが、貿易に手が加えられるのは嬉しいですね。貿易大国を目指そうにも、植民地経営でもしてトレードノードを独占しないと難しい仕様でしたから。

CK2の拡張の情報はまだかなー。

パラドコン 2014

今日から口調をですます調に変えてみます(よくみたら前回からでした)。

Paradox conference 2014が米国の何処か時間で24日に開催されました。てゆうか今開催中なのかな。

PC Gamerが速報っぽいのを掲載しています(via Steam のニュース欄)

HoI4と新作RPGは数日前にアナウンスされていましたが、記事の最後にEU4とCK2のエキスパンションの話が載っています(ソースはTwitterだけっぽいですが)。CK2の新エキスパンションは「インドのラジャ」(Rajas of India)と題され、インドがカバーされて300以上のプロヴィンスが追加されるとのこと。去年末だったか、かつてない規模の拡張が発表されると示唆されていましたが、たしかにスケールだけ見ると巨大です。うちのPC大丈夫かな…

EU4は『国富論』(Wealth of Nations)ですね。貿易にフォーカスしたエキスパンションらしいです。

CK2エキスパンションへの反応をフォーラムで見てみますと、意外と歓迎されていないみたいです。いくつか懸念が挙げられているんですが、兵站の問題(西洋キリスト教国の軍隊がアフリカやインドまでペナルティ無しで遠征できる)、ゲームのAIは人種的無差別主義なので史実ではまずありえなかったような婚姻が増える、PCの負荷が心配、ユダヤ教徒のようにたいした特徴のない勢力が増えるだけ、といったところです。フォーラムの参加者にとってインドがあまり馴染みのない地域ということも関係あるかも。

確かに今の仕様はインドまで含んだマップを前提にしていないですね。セルジュークやモンゴルの台頭をもう少し自然に扱うために中央アジアまで拡大されるのはいいと思いますが。個人的には30ドル出してもいいので肥大化したシステムをオーバーホールして欲しいんですが、その価格になると売れなさそう…

追記:PC Worldの記事によると、CK2エキスパンションでは新たに三つの宗教が追加され、EU4エキスパンションでは私掠船やキャラバン、東インド会社のような要素が追加されるとのことです。

EU4:CoP の動画

Paradox のYoutubeチャンネルを見た。準公式の ParadoxExtra に投稿されていた EU4 の拡張パックにかんするもの。抜き出したSSを貼ってみる。

c001ネイティブアメリカン勢力が多数追加されてた。アメリカをもっとバランスのとれた、面白い地域にしたいということで、安価な施設やネイティブアメリカン専用のスペシャルアイディアも追加される模様。特殊なコマンドとして移住もできるようになるみたい(元の居住地のコントロールは失うようだ)。

c002植民地国家はそれぞれの母国に関係のある名称が自動生成される。すべてのアメリカ植民地が植民地国家になるわけではないらしい。

c003

そしてアメリカ大陸のランダム化オプション。Civシリーズで自動生成されるパンゲア大陸っぽい…。ネイティブアメリカンはこの中にランダムで配置される。まあ、こういうのもありかな…

EU4の最初の拡張パック

Conquest of Paradise と題された初の拡張DLC。小型のDLCはいくつかでているけど大型のものは初めて。発売は12月11日。ニュースリリース

開発日誌から内容を適当に。

  • もし君が海に面したヨーロッパ諸国でプレイしているなら、アメリカやインド航路を発見するために探検家を送り出せる。しかし真の探索という意味では、現実の探検者たちとは対照的に、プレイヤーにはアドバンテージがある ― 新大陸を発見するためにはどこに探検家を送らねばならないかを知っているだろう。(中略)つまり探索の興奮は失われている部分がある。そのようなことがあるので、CoPのプレイヤーは新大陸を完全にランダム化するオプションを手に入れられる。
  • ゲームの展開は旧大陸の大国に最適化されている。だからネイティブアメリカンでプレイするのは楽しいしチャレンジングではあるけれども、新しいテクノロジーやアイディアを得たり施設を建てたりする楽しいクリックの間隔が非常に長くなりがちというマイナス面がある。(中略)この拡張によって、ネイティブアメリカンでプレイし、早い時期のアメリカ大陸に帝国を作ることが可能になる。
  • CoPでは海外植民地の管理がもう少し面白くなる。(中略)アメリカ大陸の大きな植民地は、植民地でありながら自由国となる。自由国には限定された独立があり、宗主国は資金とトレードパワーを得られる。しかし彼らには彼らの生き方があり、植民したりネイティブアメリカンと戦ったり、祖国からの独立を求めて反乱を起こすこともある。
  • EU4の拡張はCK2と同様にフリーの要素とともに提供される。DLCを購入しなくても新しいマップモードやプレイ可能な新勢力、植民地国家などを手に入れることができる。マルチプレイでも同様に、ホストがDLCを導入していればほかのプレイヤーも拡張された機能でプレイできる。

同時に公開されているSSをみると地形も完全に変わりそうな予感。カリブ海の島嶼プロヴィンスと同じ名前のプロヴィンスが、SSでは大陸の一部となっている。ifモノに近いDLCになっていそう。

EU4の拡張パック情報

incgamers.comに掲載された情報。10/22のもの。

  • EU4の複数の大型拡張パックが準備されている。
  • そのうちの一つは2013年末にリリース予定で、おおざっぱにいってCK2の The Old Gods と同じくらいの規模になるだろう。
  • その拡張パックの中身はまだ明らかにされていないが、Sunset Invasion のようなifモノではない。
  • 1.3パッチは10月の終わりか11月のはじめに出せたらいいなと思っている。

CK2シリーズに関連するインタビューも掲載されているのでそのうち訳すかも。