Reaper’s Dueのつづき

つづきです。DLCで増えた要素とv2.6で増えた要素をあまり区別してません。

まず犬が飼えます。ただし一連のイベントがあって、サブmodifierとして追加されるくらいで思ったほど感動的ではないです。あとなぜか家臣としてうまが登場してました。犬もこのポジションで登場すればよかったのでは…

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  • オピニオンのうち時限でつくもの、たとえば宣戦したとか、服従させたとかいったものは、いつまでその効果が続くかがひと目でわかるようになりました。
  • オートセーブの間隔に50年、100年といった超長期が追加されています。ただしオートセーブ数は変わらず。このあたりはv2.6での変更ですね。
  • ゲーム開始時にゲームルールを設定できるようになっています。主だった変更点は、超自然的イベントのオンオフ、女性の扱い(デフォルト/史実的/完全平等)、モンゴル侵攻のタイミング、De jureな王国領の吸収までの時間(吸収しない設定も可)、文化の融合や拡散タイミング、異宗教間の結婚のオンオフ、農民反乱のオンオフ等々。一部の設定は変えるとアチーブメントが無効になります。君主だけやたら子供ができやすい偏りをオフにすることはできないようでした。またアドベンチャラーの設定は変更できますが、コンクワラーによってまるまる一王国が乗っ取られるのは変更できなさそう。
  • まだ試していないんですが、囚人を登用するためのディシジョンができたとか何とか。

というわけでひとまずここまで。

Reaper’s Due

先月末に、もう第何弾になるのかわからない新DLCが来ていました。開発日誌は流し見くらいしかフォローしていなかったので、プレイして気づいたところだけ。

今回のフォーカスは病気ですね。まず宮廷医という新ポジションが登場しています。就任できる条件は学習値が15以上などやや高い。10世紀ころの医者なので治療は雑です。無理やり足を切断されるイベントが起きました。でもいないよりはましな模様。なおこの直後に手術が原因で死亡しました。

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上のmodifierは一本足(one-leged)という新しいもので、他に一本腕、隻眼もありました。隻眼になるとポートレートに修飾がつきます。両目を潰された全盲状態のあつかいは以前通り。もうひとつポートレートの修飾があるのは「相貌を損なった」(Disfigured)状態。

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病気関連のmodifierはかなり増えていました。以前は(一般的な)病気のほか、天然痘、梅毒、肺炎などがありましたが、らい病、がん、赤痢、食中毒などが追加されています。また吐き気、頭痛、下痢といった症状のmodifierもあります。こまかい症状イベントが増えたぶん、イベントウィンドウの開閉がますます面倒ですね。

バランス的には病死率が増えた印象(全体的な死亡率と、死因としての病死の割合両方)。一家がごっそり病死している状態も珍しくないです。このバランスは悪くないです。60,70まで生きるキャラがだいぶ多かったですから。ただ若年キャラにもがん死が多いのは不自然じゃないかな。

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従来は怪我も病気もランダムに治るのを待つだけだったのに、多少対処する手段ができたのは楽しいかな。わざわざDLCで扱うことかというと微妙な気もしますが。イベントの対象になるのはほぼ自分自身の病気だけで、家臣や家族がらみではほとんど起きないようです。

病気以外の要素は次回に続く。

CK2:Way of Life

出てました。ドルだと $8、円だと800円なので Steam レートありがたい。

目玉はフォーカスですかね。フォーカスでステータスアップが図れるようになったためか、アンビションからは訓練の選択肢がなくなっていました。でもこの変更、アナウンスされてたかなぁ。

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一部のフォーカスではアクションの選択肢が増えます。「戦争」フォーカスだと決闘を申し込めるようになったり。対象はライバルと仇(?)で誰に対しても行えるわけではないです。また申し込んでも受けてもらえるとは限らない。(追記:上の画像はやり投げ大会で負傷したというイベント結果です)

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家族フォーカスだと家族との親密さが上がるイベントが起きました。てかわりと頻発する。100以上のイベントが追加されたそうですが、フォーカス数で単純に割ると10個なので、同じイベントがかぶるのは仕方ないか…。家族イベントの欠点は、そもそも家族間の対立がこのゲームではあまり重要でないことですね。

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ついでにイベリア系のポートレートも購入していました。色黒です。イベリア系だけでなくイタリア人もこの顔になります(ギリシャ人、スラブ人は地中海ポートレートのまま)。

CK2:Way of Life 開発日誌

CK2の新エキスパンション、 Way of Life は16日発売でした(気付かなかった)。開発日誌も来ていますがこの一回限り。箇条書きで書き出してみます。

  • 「フォーカス」はこのエキスパンションの中核をなす
  • ゲーム開始時にフォーカスを選ぶことができ、そのフォーカスに関連したイベントが可能になったり頻度が増したりする
  • 他の人物に対して行うアクションや、ディシジョンが開放されることもある
  • 直接的なボーナス(能力値への)もある
  • 10あるフォーカスはいずれもキャラクターの5つの能力と関連付けられている(1つの能力あたり2つのフォーカスがある)
  • 一部のフォーカスには選ぶための前提条件がある(たとえば絶対禁欲主義なら魅惑は選べないし、ジャイナ教徒なら狩猟は選べない)
  • 領主だけがフォーカスを選べる(動画によると伯爵以上)
  • 選び直しは5年後
  • これに関連してフリーのパッチに加えた変更もある
  • 外交や他の人物に直接干渉するアクションは、その人物のポートレートを右クリックすることで開始できる
  • 外交と同じアクションメニューから私生児の認知なども行える(エキスパンションを持っていればフォーカス用の新しいアクションもここから行える)
  • 以下modの話

10種のフォーカスは以下のとおりです。
家族、宴会、戦争、狩猟、支配、商売、陰謀、魅惑、学究、神学
たとえば陰謀を選ぶと、スパイや捕虜の解放などのアクションが選べるようになるみたいですね。

 

CK2:2.3ベータ

正確にはバージョン番号は2.2.1.1ですが、2.3のオープンβテストが始まってます。

The Way of Life は小さな拡張でイベントの追加が主であり、大きなシステムの変更点はひとつだけ、そのためにオープンβが可能になったとのこと。フォーラムの記事と変更点はこちら

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ぱっと見でもキャラクタービューが変更されていることに気づきます。外交状況をあらわすスペースが増えています(今までは都市ビューを表示しないと他国の外交状況を見られなかった)。それから直轄地、封臣のリミットと、動員可能な兵士数もキャラクタービューで見られるようになっています。自分以外の領主でも確認可能です。

また、アンビションの他に、フォーカスという新しいボタンが新設されています。これはDLCを入れないと使えない模様。

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もう一つの変更点、外交ボタンを押すと外交メニューがオーバーラップして表示されます。これは見にくい。動かせないし、右クリックで閉じられたり閉じられなかったり。

CK2:Way of Life

いつの間にか新DLCが発表されていました。以前、示唆されたようにキャラクターの人間関係にスポットをあてたものになるようです。離れてくらす兄弟と交流が起きるとか、年老いたカーチャンと心あたたまる何かあるとか、期待が膨らみます。現状だと「中世のホームドラマ」と呼ばれるわりに、暗殺と結婚以外のキャラクター間要素が希薄ですから。

一週間後くらいにβテストが始まるとのことですが、アナウンスが有ったのがちょうど一週間前なのでそろそろでしょうか。

んで2.2.1のアップデート

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トライバルなホールディングスを街や城にアップグレードするディシジョンと、政体を変更するディシジョンが分けられたり(以前は政体変更ディシジョンしかなくて、アップグレード条件を満たしたホールディングスがある場合に政体変更を実行すると(すでに政体は変更済みでも)ホールディングスのアップグレードが行える仕組みでした。説明しにくい…)。

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で、部族から共和国に政体変更してみたんですが、これはこれで面白いです。それまでの家臣が他の4家門に取り立てられます。ただこれランダムなのか、自分と同族の者が取り立てられることもあります。こういうのを見ると、フォーラムで繰り返し要望が出ている分家システムは必要でしょうね。

めもめも(追記とか修正とか)

部族プレイでのメモ(裏とってません検証もしてません

  • ある ruler が tribal かどうかは首都プロヴィンスの首都ホールディングスで決まる(?
  • tribal な ruler であっても非tribal なホールディングス(城とか)やプロヴィンスを領有できるが、wrong type のペナルティが付く。
  • tribal な ruler が既存の非tribal なプロヴィンスに首都を移転することはできない(他の tribal なプロヴィンスへは可能
  • tribal な ruler が非tribal 化するためには自力でホールディングスを改善してディシジョンの実行が必要
  • tribal な ruler が非tribal な他の ruler を(Subjugation CBなどで)征服することができる
  • tribal な ruler が非tribal な領地を家臣に与えて vassal にすることもできる(が wrong type がつく
  • (この場合、この vassal 自身は非tribal 扱いなのかどうか。長子に非tribal なプロヴィンスを与えても代替わりしたあとは tribal 勢力のままだった)

非tribal 化ディシジョンのためには、(1) 最大レベルの Tribal Organization と、(2) 首都ホールディングスに最大レベル(IV)の Hillfort または Market town が必要、(3)主君が tribal ではない、(4)自分自身が未改革の pagan ではない事が必要。(2)は難しくない。それぞれ城インフラと都市インフラのテクノロジーが必要だが1でいい。戦争をしなければ20年程度で達成できるはず。(1)は5年おきに高められるが、非tribal 化するまえに領土を広げすぎると苦労するはず。

このへんはかなりわかりにくい仕様…

オリジナルな王国の設立
オリジナルな王国を設立するためには自身が Duke で3つ以上の Duchy と1000の prestage 等々が必要。プライマリなタイトルが自動的に国号になる。既存(初期設定)の王国の設立は prestage 400くらいで済むのでそっちのほうが簡単なばあいもある。設立当初は titular なので正式な領土がない。

追記:Tribal な duke 勢力でゲームを始めて非tribal なプロヴィンスを獲得し、息子に与えてみました。それからゲームをセーブ&ロードして息子で再開。すると息子は非tribal 扱いでした。ただし父の死後、duke を継承すると tribal 扱いになります。tribal かどうかはキャラクターの持つ属性ではなく(首都プロヴィンスのタイプによって) realm か title に紐付けられていると考えるのが良さそう。

pagan でのプレイは楽しい部分もあったけれど、tribal なプレイは制限が多いし早く卒業したほうが良さそう。メリットはスムーズに共和国化できることかな。任意の共和国を作るためには少なくとも王国でプレイしてvassal として設立しなければならなかったけど、独立した共和国を作ることもできるわけですね。

シャルルマーニュ その2

シャルルマーニュのあれこれの続きです。

867年シナリオの部族プロヴィンス。アイルランドは非部族化していますが、スコットランドはまだ部族プロヴィンスでした。西アフリカ、ヌビア、アラビア中央部にも多少残っています。

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これは769年の王国領の分布。さすがにロートリンゲンはないですね。でもイベリア半島ではすでにポルトガルがあったり。

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部族プロヴィンスの収入。単純に(ベース値0.5+マーケット分)×空白ホールディングス数ですね。同時期の城ホールディングスは一つだけで4とか5くらいあるので半分以下。 Steward による収入アップのミッションはありません。

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配偶者選び画面。王冠マークにマウスを乗せるとクレームを確認することができます。地名だけではわかりにくいですが。

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一番いい感じの修正がこれ。タイトルホルダーの一覧ですが、どういう理由でタイトルを得たか記録が残ります。いままではどういう経緯でえたかわからないケースがあったので嬉しい。

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Vassal limit はこれ部族の公爵級のキャラですが、10を超えてます。こんなにいらんいらん。リミットにかかって王国が分裂する事態なんてなさそう…

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シャルルマーニュとv2.2

シャルルマーニュとミニDLC3つ(東西ヨーロッパの衣服、紋章)を買いました。よく考えると2000円ってなかなかの値段ですね。

部族勢力のところをサクッと調べて青で示しました。ブルガリアはどうだったかなぁ。ちょっと自信がない。ここに写っていない地域では、イベリア半島はすべて封建化されています。西アフリカと西南アフリカに部族勢力が少しいてその一部がムスリムです。インド、ペルシア、アラビア半島は全域封建化済み(訂正:アラビア半島の中央は部族)。エジプト以南のアフリカは混在しているけど封建化されたプロヴィンスが多い感じです。

面白いのはノーザンブリアで、封建領主の下に部族的な従臣がいます(他の地域にもこういうのがあるかもしれないけど未調査)。イベリア半島には西ゴート文化の領主がちらほら。アストゥリアスだけでなく、ウマイヤ朝の封臣にも何人かいました。今日のところはこれでおしまい。

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パッチノートから

主要な変更点+部族システムの追加要素について書き出してみます。

全体

  • 部族ホールディングスの導入
  • 集権法の追加
  • 大きな野戦が起きるか三年経過するまでは戦争で勝利できなくなった
  • 暗殺に対して身を隠すことが可能になった
  • イバード派はスンニ派の異端ではなくなった。
  • イバード派の異端として Kharijite を追加
  • 多数の部族ホールディングスを追加
  • 多数の古い部族タイトルを廃止し、新しいシステムに合うように残りを変更した
  • ビザンツのために帝国管理法( Imperial Administration Law )を追加
  • 無名の人物に殺害された場合、ドクロアイコンを押すとクラッシュしていた問題を解決

封臣リミット

  • 封臣リミットは一族の(累積の?)名声と、君主とその配偶者の外交スキルによって増加する
  • 部族家臣は君主も部族制でなければ、リミットに数えられない
  • 封臣リミットを超えている時、君主が死ぬと、遠い封臣は独立する。独立を選ぶ封臣の数はリミットを超過している数に等しい
  • 封臣リミットのペナルティは新しい封臣を召し抱えてから60日後に生じる

部族

  • 王権の代わりに部族には部族統治法( Tribal Organization Laws )が用いられる
  • 未改革のパガンは高い部族統治レベルを嫌うが、それ以外の封臣は逆に高いレベルを望む
  • 部族が封建化あるいは共和国化するためにはつぎの条件を満たす必要がある。最大までアップグレードされたヒルフォートかマーケットタウン。最大まで高められた部族統治。当主が未改革のパガンではない。共和国化する場合には首都は海岸沿い。
  • 部族勢力の部族家臣は当主が死去した時に独立を選ぶことがある。とくに後継者が Weak な特質を持っている場合。
  • 非部族の主君は他宗教を信仰する部族家臣から自由にタイトルを取り上げることができる。
  • 主君は部族家臣が領有するプロヴィンスにはあらたなホールディングスを設立できない。