CK IIのカウンシルは領邦の安寧のために重要である。カウンシルの役職は五種類あり、それぞれ異なる能力値が参照される。ChancellorはDiplomacy、MarshalはMartial、StewardはStewardship、SpymasterはIntrigue、Court ChaplainはLearningである。各役職はスキルをあなたのものに加算する。配偶者の能力の半分はState Attribute(国スキル、国ステータスとでもいうべきか)に加えられる。
State Attributeは以下のような重要な影響がある。
State Diplomacy-廷臣以外のすべての人物に2ポイント当たり+1の評価修正。また毎月得られる威信を1ポイントに付き0.01増やし、文化技術を1ポイント当たり1%加速する。
State Martial -1ポイントあたり士気の回復を1%ポイント増やし、兵士の防御力を1%、軍事技術開発を1%加速する。
State Stewardship-領地(demesne、直轄地のみ?)からの収益を1ポイント当たり2%増加する。ただし-10%から始まるので State Stewardshipが5で0%(増減無し)。経済技術開発を1%加速。
State Intrigue-陰謀を発見する可能性を増加。
State Learning-1ポイントあたり毎月の信仰心を0.02、すべての技術開発を1%加速。
さらにそれぞれのカウンセラーは三つの任務をこなすことができる。
Chancellor
Chancellorは廷臣以外のすべての人物からのあなたの評価を向上させる。(廷臣はpersonal Diplomacyの影響のみを受ける)。
任務1-関係改善のためにどこへでも派遣することができる(支配者が聖職者の場合を除く)。関係改善のイベントが起きるMTTHは293から38ヶ月の間で、Diplomacy値に完全に依存する。13以上で最短となる。イベントが起きるとそのプロヴィンス内のランダムな支配者との関係が2年間+25される。同時に任務に失敗する可能性もあり、MTTHは38から293ヶ月の間である。13以上で最長となる。失敗イベントが起きると2年間、プロヴィンス内のランダムな支配者と-20。
任務2-CBのねつ造である。MTTHは114から878ヶ月で、13以上で最短となる。公位を要求するにはスキルが15以上必要である。15から17で10%、18、19で20%、20以上で30%、公位の請求に成功する可能性がある。伯位の請求には収入に応じて金が、自分のランクに応じて威信が必要。公位の請求には二倍必要である。失敗イベントが起きるMTTHは586から76ヶ月で、スキル13以上で最長となる。このイベントは対象の支配者に起き、Chancellorを暗殺するか、賄賂を送って仕事を滞らせるか、無視することができる。暗殺の成功率は50%、賄賂は1年間仕事を止めさせる。
任務3は君臣関係にひびを入れることだ。これは自分の領邦で行うことができない。MTTHは293から38ヶ月で、13以上で最短となる。評価は主君-20、封臣-30で2年間続く。失敗するとあなたへの評価が減じ、Chancellorは投獄される可能性がある。
Marshal
Marshalは反乱を抑圧することができる。1ポイントに付き-1%。
さらに封臣を逮捕できる確率を増やす。これらの任務ではイベントは起きない。
Train Troopsを命じれば、1ポイントあたり2.5%、プロヴィンス内の軍サイズを拡大でき、補充率は1ポイントあたり5%増加する。この任務で起きるイベントは二つ。ひとつは補充率を1年間、50%増加する。もうひとつはプロヴィンスの支配者が AmbitiousかDeceitfulの特徴を持っているときにだけ起き、補充率+200%である。
軍事技術加速はスキル1ポイント当たり5%加速する。
Steward
Stewardによる税金徴収はスキル1あたり2.5%、派遣先のプロヴィンスの収入を増やす。関連する三つのイベントがある。ひとつめは、収入(年収?)相当額を丸々拾ってくる。スキル13以上で発生率最大。二つ目のイベントは、発生すればStewardが死亡するか、負傷するか、うまくすればプロヴィンスから逃げ出す。MTTHは13以上で最長となるが、プロヴィンスの反乱リスクが10%以上ならMTTH半分、20%以上ならさらに半分、文化が異なるなら25%引きである(起きやすくなる)。三つ目も悪いイベントだ。発生すると反乱リスクが一年間+10%ポイントされる。またプロヴィンス内(countyとなってる)の封臣全員から評価-10。反乱リスクが10%以上ならMTTHは25%減、20%以上ならさらに-25%、文化違い、宗教違いでもそれぞれ-25%(四つの条件が揃ってもMTTH=0にはならないだろうから、0.75^4=0.31でMTTHが3分の1弱になるということかな?)。
任務二つ目。建設時間の短縮。プロヴィンス内の建設にかかる時間がスキル1あたり-2.5%。イベントは二つで、MTTHは13以上で最短。イベントが起きると建設時間がさらに-5%される。効果は恒久的なものであるが、プロヴィンスにではなくStewardに効果が付く。二つ目のイベントはプロヴィンス内に評価が-20を下回る封臣が居る場合のみ起きる。一年間、建設速度が30%遅くなる。
任務三つ目。経済技術の速度アップ。ほかとおなじ。イベント無し。
Spymaster
Spymasterは女性がつける唯一のカウンセラーである。ただし自分の妻か母親である女性のみ。
任務一つ目。陰謀発見。二つのイベントがある。ひとつは派遣先のプロヴィンス内の誰かが企んでいる陰謀が明らかになる。MTTHは293から38ヶ月でスキル13以上で最短。誰のが明らかになるかはランダムで決まる。ただしSpymasterが殺されることもある(二つ目のイベントのことか)。廷臣や家族が陰謀を企てていそうなら、首都で活動させると良い。二つ目のイベント。spymasterが殺されるか、負傷するか、うまくすれば逃げだす。どちらのイベントもプロヴィンス内で誰かが陰謀を企てていないと起きない。
任務二つ目、build Spy Network。スキル1ポイントあたり0.5%、暗殺の成功率を高める。イベントは二つ。あなたの(相手に対する)評価が0より低い支配者がいて、かつ少なくとも封臣がひとりいて、男性であり、同性愛者(ばれててもばれてなくても良い)である場合に起きる。(It can only fire if a ruler in the province both has a lower than 0 opinion of you , has at least one vassal himself , is male , and is homosexual ( secretly or not) .)
イベントが起きたら、脅迫するか、噂を流すか、放っておくか選択肢が出る。脅迫すると£100ゲットし、spymasterが殺されるか同性愛だということがばれる。噂をばらまくとspymasterが殺されるか同性愛がばれる。
イベント二つ目。あなたの評価が0より低い支配者がプロヴィンスにいる場合にのみ起きる。イベントが起きると、支配者を汚職で糾弾するか何もしないかを選ぶ。糾弾するとspymasterが殺され£50をゲットするか、同性愛がばれる。
任務三つ目Study Technologyは二つのイベントを引き起こす。一つ目のイベントは派遣先のプロヴィンスが首都よりも高い技術を持っている場合に起きる。イベントが起きると首都よりも高い技術の中からランダムに選ばれて、首都での研究が0.1すすむ。イベント二つ目は派遣先の支配者かspymasterのどちらかがスキル10以上の場合に起きる。イベントがおきるとspymasterは投獄され支配者との関係が悪くなる。
おそらく陰謀発見がもっとも役に立つが、任務以外で陰謀に気づくことの方が多いかもしれない。暗殺したい人がいるか、評判を落としたい人がいるならbuild Spy Networkは有用だ。Study Technologyは追い払いたい廷臣がいるときくらいしか使えない。
Court Chaplain
任務1-地元の異端審問を率いさせる(Head Local Inquisition)。イベントは五つ。以前述べたとおり、一つ目はプロヴィンスの転向である。二つ目、プロヴィンスに異なる宗教の人物がいるときに発生する。イベントが起きるとあなたの宗教に転向する。三つ目、court chaplainが追い出されるか負傷するか殺される。四つ目、プロヴィンス内の支配者に信仰100以下の者がいるときだけ起きる。プロヴィンス内のランダムな支配者が異端だと告発される。選択肢は二つ。告発に同意するか、不同意か。告発すると封臣は異教徒になり評価がさがる。しなければその封臣からの評価が上がり、Court Chaplainからの評価が下がる。五つ目、プロヴィンスの反乱リスクが1年間+10%、プロヴィンスの伯からの評価が1年間-10。転向はあなたの信仰ではなくCourt Chaplainの信仰に基づく。異教/異端な者をCourt Chaplainに就けるべきではない。
任務2-スキル1につき2.5%、文化技術の速度を上げる。イベントは二つあり、いくらかの金を支払ってランダムな文化技術の進展を0.1得る。もうひとつはCourt Chaplainが異端となり、しかもあなたも仲間に加わるよう要求される。そのばあい異端化するか、Court Chaplainの逮捕を命じることができる。
三つ目の任務は二つのイベントを起こす。イベント一つ目、2年間、そのプロヴィンス内のランダムな司教からの評価を+25する。二つ目、ランダムな司教からの評価が2年間-20。
宗教ペナルティは大きいので異端審問は有益であるが、封臣は自らそれを行えるので、あなたは文化技術に割り当てることができるだろう。