まったりSoA

ハンガリーと十字軍中真っ最中のテンプル騎士団に長男が志願して加入した。そして半年後にいきなり団長に就任。

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そして就任してすぐ深手を追った。約半年後、まったりと死去。短い団長人生だった…騎士団長を身内に持つと毎月の信仰値が+1されるようだ。思ったよりは少ない。

HotFixがきたけど、バグは多め。教皇が結婚を申し込んでくるバグ。認めると女性は教皇庁に移動するが結婚扱いになっておらず、また別の女性との結婚を申し込んでくる。4回くらい繰り返した。

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ほかにも宗教分布マップの表示がおかしいとか、いままでなかった不具合が多い。

今回からのバランス調整で増えたのかわからないが、反乱による勢力の転覆が多い。

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Liberator (解放者)というあだ名を持つ人物はみんなそうだと思うのだが、いきなり王国レベルの領地が解放者様とその手下どもに奪われてしまう。130年ほどのプレイのあいだに気づいただけでもモロッコ、シチリア、アイルランド、ウェールズ、ブルターニュ、イングランドの一部、アナトリアが「解放」された。冒険者のように既存の人物に占拠されるならともかく、完全にランダム生成の人物ばかりというのはちょっと現実味がないというか、興ざめに感じる。

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ベルベル系カトリックのスルタンによって解放された広大な領地↑

その点、宗教騎士団は既存の人物が大勢参加するから良い。この時のプレイではスコットランドとイングランドはノースの侵略者と「解放者」によって完全に支配階級が入れ替わり、アングロサクソン系の支配者は一人もいなくなってしまったのだが、テンプル騎士団に加わっていたアングロサクソン貴族がテッサロニケ司令官→反乱して独立→世襲君主化して存続した。こういう展開はけっこう好き。

ただし宗教騎士団にも、いつもチート級の大軍勢を率いているとか、十字軍に加わって広大な領土を得やすいとかバランスが微妙なところがある。次々と新要素を継ぎ足していってまとまりが悪くなってきたのは間違いないなぁ。

SoA プレイ何度目か

ちょっとプレイしては止め、またプレイしては止めを繰り返してるので何度目かわからず。また気づいた変更点を適当に挙げてみる。

おそらく一番の大きな変更は動員可能な兵数が大幅に減らされたこと。特に広大な領地を持つ帝国だと厳しいみたい。しかし外国勢力から攻められたときは家臣に大幅なオピニオンボーナスがつく。だからおなじクラスの勢力を攻め落とすのが難しくなった。たとえばロタリンギアでプレイ中、西フランクから攻められた時には3800人の動員が可能だったのに、対外戦争を始めるときには1300人くらいしか動員できなかった。

これで大国圧倒的有利なゲームバランスが改善された良い調整だと思うんだけど、公式のフォーラムには、反乱軍の規模が変わっていないため反乱鎮圧にはいままでより多くのプロヴィンスから兵を集めなければならず面倒という意見も書き込まれてた。なるほど。

枢機卿はいまいちメリットがわからない。教皇にならなければメリットは全くないのかな?フォーラムには枢機卿をコントロールしていると破門されないというような情報が書かれていたが、(破門請求時の)ポップアップで見られる条件には枢機卿のことは何も書かれていない。

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対立教皇はたまにAIが擁立する。3回のプレイに一度くらい。公式のフォーラムでは対立教皇が排除できないというコメントを見かけたがどうなんだろう。

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カタリ派が早い段階で登場。880年ころ。ゲーム後半を強化するコンテンツだと思ったがそうでもないみたい。

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主君がユダヤ教徒を追放してしまうイベントは何度も見た。カネを借りることはできなくなるみたいだけど自分自身の名声は傷つかない模様。

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国庫がからになったことを知らせるバッジが追加された。クリックしても反応はなし。ユダヤ人と騎士団から以外にも、フッガー家のような政商からの借金とか、都市に臨時税を課せるとか、解消の手段がもう少し欲しい。

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アキテーヌにウマイヤ朝が侵入したために起きた十字軍。コンスタンティノポリスが正教の異端イコノクラストの反乱によって陥落した時には起きなかった。十字軍発動と同時に4つの騎士団が出現。940年ころ。

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そのうちのひとつ、カラトラバ騎士団。最初はランダムキャラしかいないが徐々にヨーロッパ貴族が集まってくる。カロリング朝の一員も見える。騎士団長の後継者はどのように決まるんだろう…?

このときは、ドイツ騎士団はザクセンに、ホスピタル騎士団はクロアチアに、サンティアゴとカラトラバはイベリア半島のどっかに城を持って登場した。別の時にはフランスにテンプル騎士団が、ホスピタル騎士団がやはりクロアチア周辺に登場。出現する場所は大まかに決まっているっぽい。

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騎士団員になると絶対禁欲主義の trait がつき結婚もできなくなる。が、既婚者は婦人や子供同伴で騎士団に移住していた。

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新しく追加されたような気がするイベント、馬上試合での事故死。以前からあるイベントでもフレーバー画像が新しくなったものもあった。

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十字軍が起きると騎士団が率先して、大軍を率いて突撃していく。そして広大な領土を独り占め。このあとビザンツと領土紛争を起こしたり、ギリシャ半島に聖戦を仕掛けたりとやりたい放題。

SoAリリース

Steamではいきなり10%オフになっていた。今回は新しいプレイアブル勢力がなく、イベントやディジジョンの追加などがメインなので変更点が目立たない。

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いくつか気づいた点をあげると、アイアンマンモードはワンボタンでオンオフが切り替えられる。これ便利。セーブ先はローカルとクラウド両方選べて、ローカルにするとところどころセーブが入るが、EU4ほどプレイ感が悪くはならなかった。その下のダイスはプレイキャラをランダムで選んでくれるボタン。

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枢機卿団。専用の衣装は追加して欲しかったな。枢機卿に選ばれるために必要なポイントは俗界での権力とオピニオン値の重みが非常に大きいっぽい。最終的には公爵級の大司教ばかりで占められたりするんだろうか。

前回記事にしたSoAのFAQスレッド後半で重要そうな発言を見かけた。

  • 天候が無いと季節が感じられないよ!というコメントに対しては、「僕もそれが実装されるのを心待ちにしてるんだ。今言えるのはそれだけだよ」と答えている。
  • 退廃システムの改良については、「退廃traitに基づくようにしようかと思っている」と答えている。

そういえばCK2には季節がなかった。雪が降ったり日照りが続いたりしたら面白そうだけど、戦争が長い時には5年くらい続いたりするので、合間合間に大雪で妨げられていたら戦争が更に長引くかもしれない…。

SoAのFAQとか

開発チームがなんでも答えるよスレが建っていたので適当に見る。あとビデオダイアリーも。

  • 聖職者ではプレイできない。
  • ユダヤ教の異端はKaraites と Samaritans
  • ビザンツに影響を与えたムスリムのイコノクラストについてのイベントはない。
  • 異端宗派もパガンに改宗のための宣教師派遣を行える。
  • 司教の封臣を持っていればだれでも(独立君主でなくても)枢機卿を得られる。
  • 異なる宗教間の結婚のあつかいに変更はない(「寛容」を持つ君主でも)。
  • 正教に固有のメカニズムは追加されていない。(他の宗教とは異なるように)ちょっと調整された巡礼はある。
  • 列聖について、検討してみたが面白いメカニズムを思いつくことができなかった。
  • 一緒にリリースされるミニDLCはユニットパック2つ(キリスト教用と非キリスト教用)、音楽1つ。
  • イタリア人以外で枢機卿団を占めたり教皇にしたりするのは難しいが不可能ではない。モンゴル人がキリスト教徒に改宗して枢機卿団の多数派を占めたこともあった。
  • ケルトの土着宗教はなし。
  • ユダヤ教徒の廷臣が主君の宗教にすぐ改宗してしまわないように、ユダヤ教徒の廷臣は主君のことがあまり好きではないよう調整してある(理想的な解法ではない。もっとよいシステムを期待してほしい)
  • SoAを購入しないと教皇はランダムだ。
  • 宗教騎士団を従属させることは可能
  • たとえ教皇と枢機卿団がアビニョンに移住させられていても、教皇庁はイタリア文化を好むまま。ただしフランク人はラテン文化グループなので(枢機卿団入りのときの)ボーナスを得られる。
  • 十字軍やジハードについて、いくつかの異なるトリガー条件がある。それはゲーム内で確認できないが、理にかなったものだ(フランスにムスリムが侵入するとか、コンスタンティノポリスが陥落するとか)
  • 枢機卿に固有の衣装は用意されていない。
  • シーア派には固有のメカニズムが導入されていないが、アサシン団に関連する新しいディシジョンやイベントが用意されているし、シーア派は数が少ないので異端が正統派を乗っ取りやすいだろう。
  • 軍を二分したり、傭兵、常備軍、特殊な部隊を切り分けるボタンを追加した。
  • イスラエル王国はナショナルアイディア付きでEU4にコンバート可能。

ここまでで半分くらい。もうこのくらいでいいか…

宗教騎士団の一覧

  • カトリック-テンプル騎士団、病院騎士団、ドイツ騎士団、カラトラバ騎士団、サンティアゴ騎士団
  • 正教-聖墳墓同胞団
  • Miaphysite-聖アントニウス騎士団
  • シーア派-アサシン
  • スンニ派-ベクタシ団
  • ゾロアスター-不死隊
  • ユダヤ教-ジーロット

あとは改革パガン(アステカ含む)にそれぞれ追加されている模様。

ビデオダイアリーはいままでのおさらいの内容で新しい情報はなし。「ラマダンの承認」のようなディシジョンが見えたくらい。以前のエキスパンションより小規模で、それは価格にも反映されているとのこと。

Sons of Abraham 開発日誌のまとめ

まとめつくったー。急いで作ったので推敲してない(´・ω・`)

第一回

  • 枢機卿タイトルと枢機卿団の追加。枢機卿は全部で九人。教皇はその中から選挙されるが、枢機卿はヨーロッパの司教と教皇庁の廷臣の中から教皇によって任命される。
  • 意中の人物を聖座に送り込むには、すくなくとも一人の司教を擁していなければならない。共和国のドージェのように選挙資金に金をつぎ込むこともできる。また候補者を司教にする前にでも、カトリック教会の中でキャリアを積ませることもできる。
  • 教皇選びのプロセス:プレイヤーは直接介入できない。枢機卿は、教皇が枢機卿を任命するときと同じような要素に基づいて投票する。老年の敬虔な人物がよい。
  • 聖座を射止めたら:離婚、戦争、財貨、十字軍。しかしリクエストに答えるたびに教皇はあなたへの好意を失っていく。同族のものが教皇になると、毎月多量の信仰と威信を得られる。
  • (コメントより)聖界諸侯でのプレイはできません。

第二回

  • 異端ではない各宗教に最低1つの宗教騎士団を与えた。宗教騎士団は特定の日付ではなくきっかけや条件が満たされた時に登場する。
  • 宗教騎士団から借金をしたり、寄付をしたりできる。また様々な要求をされることもある。
  • 騎士団長の支配下の城は世襲ではなく、司令官が任命される。(コメントより)新しい継承法である「任命」が登場する。
  • 廷臣に修道誓願させられるようになる。その人物は継承権を失う。ただし自分自身の継承権者にはできない。
  • 十字軍、聖戦は特定の月日に起きるのではなく、ヨーロッパの情勢に影響される。
  • 異端:大幅に強化され、独自のシステムを持つ異端もある。(広まっているプロヴィンスの割合によって)正統派と入れ替わることも可能。
  • (スンニ派の)ムスリムはムータジラ派とアシュアリー派に分けられた。ムータジラ派には学習スキルボーナスが、アシュアリー派には信仰ボーナスがある。

第三回

  • アシュアリー派は一族に退廃を与えなくなり、そのぶんムータジラ派の学習ボーナスを増やした。
  • キリスト教徒も聖地巡礼できるようにした。行き先は複数の中から選べる。
  • 多数の宗教イベントを追加
  • ユダヤ教の追加:867年キャンペーンにはユダヤ君主としてハザールが存在する。1066年にもまだ小領主が存在する。
  • ハザールのユダヤ君主とは別に、有能な廷臣としてユダヤ教徒が登場する。借金したり、借金を踏み倒してユダヤ教徒を追放したりできる。
  • (コメントより)このDLCでは退廃システムは変更されない。

第四回

  • 動員可能な兵数を段階(所有の伯領、公領…)ごとに減らした。攻撃を受けているときは封臣から大きな評価ボーナスをうけられるようになった。軍事スキルによって直轄地からの動員数が変化する。
  • 近接戦中に「地形のボトルネック効果」を加えた。防衛側が少数でも効率良く守れるようになる。
  • アイアンマンモード追加。
  • 出産時の母体や幼児の死亡率を上げた。
  • 改宗後に元の信仰に対して寛容になる可能性がある。

SoA開発日誌 その4

開発日誌は最後かな?近いうちにビデオダイアリーがある。発売は来週月曜。原文はここ

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今回はパッチ2.0の話だ。いままでCK2のエキスパンションをリリースするごとにフリー要素も一緒に追加してきた。今回も例外ではない。

おそらくもっとも大きな、それでいて非常に絶妙な変更は、動員可能な兵を減らしたことだろう。特に封臣からの。いくつか変更したルールがある。まず最初に、de jureな拠点のある地域外から得られる動員兵はステージごとに漸減する(伯領、公領、王国、帝国、外部になるにしたがって)。次に封臣はあなたに対してポジティブな評価をしていないと兵を提供しなくなった(以前は閾値は-25だった)。そのぶん、外国勢から攻撃を受けているときは多量の評価ボーナスを得られるようになった。つまり攻撃を受けているときは理論上の上限近い動員を得やすくなり、攻撃をするときにはそれほどは動員できないということだ(これは領邦全体が脅威にさらされている時には派閥が比較的危険でなくなったということでもある)。第三に君主の軍事スキルは直轄領から得られる動員兵の数に直接、おおきな影響をあたえるようになった。

ゲームの軍事面を改善するために「地形のボトルネック」という全く新しい要素も付け加えた。これは防衛側が戦闘が始まる前に、防衛に適した地形を見つけたことを表すシステムだ。そのチャンスはメインプロヴィンスの地形と指揮官のスキルに依存する(このシステムのための新しい特徴も追加した)。近接戦フェーズのあいだ、各翼はより多くの翼を持つ攻撃側の数を制限するための狭い通り道を確保できる可能性がある。これを導入した主な理由は側面攻撃を受けることが以前よりずっと破滅的になったためで、二方向や敗退した中央部から側面攻撃を受けているときは特にそうだ。またすべての傭兵と宗教騎士団もアップデートし、彼らは一つではなく三つの部隊をもつようになった(これによって彼らだけで戦線を維持できる)。モンゴルとアステカの軍勢はより多くの小さな部隊から構成されるようになった。そういえば、Wiz(EU4のAIを改良したMartin Anward)を軍事AIをもっと面白くできるかどうか見るために解き放ってやったよ。

そのほかに2.0のほんとに素晴らしい点はもちろんEU4のようなアイアンマンモードだ。それを補うためにアイアンマンモード専用のスチームアチーブメントを50個追加した。ただしマルチプレイ用メタサーバーは停止することになった。

さて、御存知の通りCK2のプレイはかなり陽気でお気楽なので、不可欠な悲劇をもう少し増やそうと考えた。女性は出産時に死亡する可能性がある。直ぐにの場合もあれば、病気を患ってからの場合もある。幼児は「病弱」の特徴を持って生まれることがあり、3歳まで生き延びる見込みが小さいことを示している。意外かもしれないが純粋な悪意からこうしたわけではない。婚姻同盟が突然リセットされたり、病弱な世継ぎが成人できるかどうかわからないとかの面白い効果が生じるのだ。

キャラクターが改宗したとき、元々の信仰に対して寛容になるチャンスがある。その人物に対してと、その人物からの両方に影響をおよぼす新しい特徴を追加した。たとえばノースのパガンから改宗した王は、ノースのパガンに対しても、また彼らからもマイナスの評価ペナルティが生じないという可能性がある。

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コメントより

  • 動員兵が漸減するってどういうこと?–たとえばイングランド王でエセックスに本拠があるとする。エセックスの兵の大部分は動員できる。エセックス公領からの動員兵はちょっと少なくなっている。イングランド王国領からはより少なくなっており。ブリタニア帝国領からは更に少ない、そして帝国外の領土からはもっとも少なく動員することになる。
  • 死亡率を補うために出生率は引き上げられているの?–引き上げられていない。

地形ボトルネックについて。SSをみると、側面攻撃を防ぐというよりは、対面した翼に多数の兵がいても、その一部しか戦闘に参加できなくする(少数の兵でも守りやすくする)効果があるような。訳がおかしいだけか…あとでチェックし直すかも。

SoA開発日誌 その3

記事とSS。内容はてきとうに箇条書きにした。重要でなさそうなところで飛ばしたところもあり。そのうちまとめを作りたいな。

  • 今週は巡礼、ユダヤ、宗教イベントについて。
  • その前に、アシュアリー派とムータジラ派の扱いを変えた。アシュアリー派は自身の一族に退廃を与えなくなり以前より重要性がました。その分ムータジラ派の学習値ボーナスを増やした(いまのところ+5)。
  • SoIで満足したことの一つは、メッカ巡礼のディシジョンを加えたことだった。大勢が、同じものがキリスト教徒にも必要だと考えたので、SoAではそれを加えた。キリスト教徒は複数の聖地の中からどこへ行くかを選べる。
  • 巡礼にはちょっとした資金がかかりリスクもあるが、成功すれば残りの生涯のあいだ、毎月の信仰値と、同じ信仰を抱く同胞からの尊敬を得られる。ほかにも予想外のご利益があるかもしれない…
  • 多数の宗教生活に関わるイベントを追加した。特にキリスト教徒に。複雑なイベントの連鎖(一つはジャンヌ・ダルクの影響を受けた)もあれば、シンプルなものもある(修道士が病気を治していくれるとか)。
  • しかしもっとも注力されたようにみえるのはユダヤ教の追加だろう。867年のキャンペーンが追加される前は、有力なユダヤ教の君主がいなかったこともあってあまり意味があるようには思えなかっただろう。だが867年には強力なユダヤ国家がある。
  • チュルク系ハザールのハン国は、以前はテングリ教徒にしていたけれど、ユダヤ教への転向プロセスを示すのに歴史的にちょうどよかった。
  • ハザールでのプレイは867年でも簡単ではない。それはおもに強力で好戦的な隣国、ペチェネグやクマンのためであるが、宗教内紛の危機も迫っている。要するにゾロアスターのカレン家のようにやりがいのある挑戦だ。
  • もっとタフな挑戦も可能だ。最後のユダヤ・ハザールの領主は1066年のシナリオでもクマンの従臣としてサライに残っている。
  • ユダヤ教徒プレイの目的はゾロアスターの奮闘と似ている。古代イスラエルとユダの王国を復興し、Kohen Gadolの名の高位聖職者を復活させ、神殿を再築する。
  • ハザールのユダヤとは別に、博識で君の宮廷にも現れることのある廷臣として、アシュケナージとセファルディムも存在する。非ユダヤ君主として資金繰りにこまったらユダヤ商人から借金もできる。もし借金を返したくなければ、宗教騎士団にできるのと同じようにユダヤ教徒を領内から追放できる。
  • しかしそうすれば非常に有能なユダヤ人家臣をもつという利点を失うし、君と子孫はもはやユダヤ教徒コミュニティから借金できなくなる。これは非常にまがまがしい事だが、不幸にも歴史に前例がある。
  • 来週はフリーで提供される要素について。

コメントより。

  • 退廃システムの作り直しの案は持っているが、それを導入できるかどうかわからない。この拡張ではない。スマン。

このコメントにがっかりした人が多いみたい。

CK2:SoA 開発日誌 その2

第一回目の開発日誌をすっかり忘れてた。今回のは第二回目。原文はコチラ

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先週は枢機卿団と新しい教皇の力(教皇は伯爵領や公爵領のクレームを与えることもできるというのを忘れてたかもしれない)について説明したけど、今週はキリスト教の新システムの残りについて話そう。まずは宗教騎士団からだ。

それぞれの異端ではない(non-heretic)宗教に最低1つの宗教騎士団を与えた。そこにはパガンも含まれている。彼らの宗教騎士団はいささか空想上のものではあるけれど。カトリックには既存のものに加えて更に2つが追加されている。カラトラバ騎士団とサンティアゴ騎士団だ。どちらもイベリア半島で活発に活動した。宗教騎士団は特定の日付に出現するのではなく、聖戦やジハード(これらもダイナミックになった)をきっかけとして、または特定の条件が満たされた時に現れはじめる。たとえば正教の聖墳墓同胞団( the Brotherhood of the Holy Sepulchre)はアンティオキアとイェルサレムが正教となり、正教の支配者に保持された時に出現する。宗教騎士団は世界情勢に積極的に関わるようになったし、内的にも外的にもそのシステムは変更された。宗教騎士団から借金できるようになったし、あるいは信仰値のために寄付もできる。それから彼らは様々な要求をしてくる(し、もし借金があるなら断るのは難しいだろう)。たとえば息子の一人を加盟させるよう依頼してきたり、空いている領地のスロットに城を建てる権利を求められたりする。騎士団内部では騎士団長はランダムに生成される人物ではなく、ヨーロッパ貴族の重要な一員から主に構成される封臣と廷臣の中から選ばれる。一族の者が騎士団長に選ばれると膨大な威信値を毎月得られる。騎士団長の下の城は世襲ではなく、終身の「城主」が任命される。さらに小さなルールとディシジョンを加えた。もし君がイェルサレム王になったら、聖ヨハネ騎士団を従臣化するオプションがある。最後に、もし騎士団が君の領内で強大になりすぎたと感じたら、城を占拠し永遠に排除することもできる(極めて不信心なことだが)。

宗教騎士団とも関係があるが、どの廷臣に対しても誓いをたてさせ修道士/修道女になるよう命ずることができる。その廷臣はそのまま修道士/修道女になるか(traitを得る)、騎士団に加わるために出奔するだろう。どちらにしてもその人物は相続権を失う。だが自分自身の継承権者(例えば分割相続法での年若の息子)にその命令を下すことはできない。先に投獄しておかない限りは!

すでに述べたように十字軍は特定の年に開始されるというわけではなくなった。それはヨーロッパ内の状況に依存する。コンスタンティノープルやローマが陥落しているとか、ムーア人がフランスに侵入しているとか。同じようなことはムスリムにも言える。パガンは大聖戦がもし可能であれば、十字軍とジハードが開始されたあと、それを得られる。

僕らは異端も改善した。異端の多くは異なる特徴を持つようになり、一部は固有のシステムを持つ。カタリ派は女性を司教に任ずることができ、イバード派は彼ら自身のカリフを持つことが可能になった。異端の広がりをコントロールするイベントはSoAを持っていれば異なるものになる。異端はよりローカライズされる傾向にあり、カトリックの中にいる正教の廷臣のような少数派の非異端はその信仰を廷臣の間に広めることが可能になった。おそらくもっともドラスティックな変更は、もし異端が現在の主流派より多くのプロヴィンスに広まれば、新たな正統派として入れ替わることができるようになった点だ。つまりもしカトリックより多くのワリドー派のプロヴィンスがあれば、カトリックは異端となり、その騎士団はワリドー派に加わる。それから「ふつうの」宗教反乱を加える事にした。それは異端を広めようとはしない。支配者の宗教弾圧からの解放を求めるだけだ(カトリック国でおきるスンニ派の反乱のように)。カトリックはSoAで多くの労力が注がれたが、ムスリムのことも忘れてはいない。彼らは2つの対立する神学上の学派を選ぶことができる。一方はMu’tazili派といい、古代ギリシャ哲学の影響を受けた理性と合理思考を重んじる。もう一つはAsh’ari派で、永遠の不滅のアラーの言葉を信仰している。史実上はMu’tazili派は激しい衝突とMihnaのような過酷な処置によって敗北し、イスラムの黄金時代は終焉を迎えることになった。ゲーム内ではMu’tazili派は研究に対して学習スキルボーナスを得、Ash’ari派は信仰ボーナスがある。対立する学派のメンバー同士は嫌い合う傾向がある。

来週は巡礼、宗教イベント、ユダヤ教についてだ。

SoAの記事

PC Gamer の記事から。開発日誌にない情報も含まれている。箇条書きで気になったとこだけ。

  • 宗教騎士団はオーバーホールされる。サンティアゴ騎士団やゾロアスターの不死隊など新しいものも追加される。
  • 継承順の中の邪魔な位置にいる息子を騎士団に送り、継承候補から消すことができる。その息子は騎士団長に選ばれるかもしれない。好戦的で信心深い人物は自らすすんで騎士団に加わるかも。
  • 異端もオーバーホールされる。固有のシステム、宗教指導者、正統派と入れ替わることも可能。例を挙げると、カタリ派は女性を聖職者に任命できる。
  • ムスリムの分派は独自のカリフ国を作れるようになる。
  • スンニ派の人物は神学上の学派である Mutazili と Ashari にわけられる。前者は科学の発展に、後者は信仰と神の法則によりおおきな関心を持っている。一方を選ぶと、別の側を奉じるスンニ派の君主と対抗することになる。
  • ユダヤ教は867年のキャンペーンではハザールで信仰されている。
  • ほかのゲーム開始日ではユダヤ教を奉じる君主を選べない。しかし今後はユダヤ教の人物が各地の宮廷に現れ、ユダヤ教の教師をつけることで後継者をユダヤ教徒として育てることができる。
  • ユダヤ教徒のディシジョンはおもにイスラエル王国の復活に関係するもの。ユダヤ教の宗教指導者を復活させるチャンスもある。
  • 2.0パッチも来るよー

イスラムの歴史はよくわからないなー。勉強し直すか…。宗教騎士団が本格的に実装されるのはたのしそう。自分とこの息子とおとなりの国の息子が騎士団長をめぐって争ったりするのか。まあ今までの仕様からすると争うとしてもちょっとしたイベントで終わりな気がするけど。記事と日誌を読む限りでは正教はほとんど改造されないのかな。

CK2:アブラハムの息子たち

アブラハム宗教にフォーカスした新しいDLC “Sons of Abraham” が発表されてた。発売は11月18日。意外と早い。

開発日誌とほかのSSが掲載されたスレッド

追記:PC Gamerの記事によると、このDLCとともに大規模な2.0パッチが来る。これ以降は開発内部で”フェーズ2″と呼ばれているらしい。パッチには300位上の新しいイベント、クラウドセーブ、アイアンマンモード、50以上のスチームアチーブメントが含まれるそう。