どこではじめようか迷ったが、プファルツ伯のザリエリ家にした。まだフランク帝国内の領主でプレイしたことがなかったのと、辺境だと名前や地名が読めないことがあるから。カロリング朝の壮大なお家騒動をなま温かい目で眺めてやろうと思う。
プファルツはこの時代、ロタリンギアの一部で東フランクと接している。ちょうどライン川が流れ込んできているのでバイキングの襲撃にも合いそうだが海に面しているよりはマシなはず。
当主のヴェルナー、37歳。身寄りはなく、ぼっちである。後継者はよく知らないイタリア人になっている。能力は微妙だが下っ端なので外交は重要じゃない。策略が高いのでロタリンギアのスパイマスターを仰せつかっている。主人はロタール二世。若いが聡明だ。史実では数年後に死ぬが…。ともあれ、早速アイルランドの小王国の娘と婚約する。
なぜか独立派閥が頻繁にできて、いきなり独立戦争が起きた。下っ端には関係ないけど。この時はすぐ鎮圧されたが、またすぐ起きる。この時捕縛されたマインツ伯だったかが即処刑されてた。恐ろしい。ロタリンギアの王権は最低の封臣自治、継承法は男系分割相続。
868年、再び起きた独立戦争に乗じて、ロタリンギア王位をめぐる継承戦争も起きる。家臣の一部が東フランク王に禅譲せよとロタール2世に迫ったが拒否されたため。なんとも物騒なことである。出陣命令が下ったのでしぶしぶ兵を率いて戦場へ赴く。全くの他人ごとではいられないようだ。
「アッーーー」 乗り気じゃなかったからバチが当たったか、危うく死にかけるところだった。なんとか家臣に助けられた。この恩義は一生忘れないだろう、という割には10年間しかプラスオピニオンがつかない。
「アッーーーーーー」 まだ結婚もしていないのに重傷をおい不具になる。この直後に結婚した。優しい新妻は慰めてくれているようだ。しかしそのことばも理解できない。
– 完 –